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講演と移動と疲労と

2025.02.03(月) 07:00

2月3日。北海道から帰宅。講演が三日連続となるとさすがに疲れる。私の場合は講演で食っているわけではない。フライト代と宿泊費の必要経費だけいただければさほど講演料に文句を言わないようにしているのは、それが物書きの矜持だと思っているからである。講演で食っている物書きは多いが、私は文章で生きたい。

日程の調整をアルク植元君にしてもらい、演題やら講演時間やらを先方と打ち合わせる。質疑応答がなさそうな、つまりシャイな人たちが多そうな学校だと事前質問を頂戴しておく。その場ではなかなか挙手しにくいものだが、事前質問となると多くの子どもたちがさまざまな質問を投げかけてくるのが面白い。

したがって、講演そのものは楽しいのだけれど、なにしろ移動が大変に疲れるのだ。最近はさすがに飛行機にも慣れた。朋友のMr. Evineはいまだに飛行機を恐れているが、私はその恐怖を乗り越えた。以前は滑走路を走りだした飛行機の中で亡き両親に対して「まだお迎えは来るなよ」とつぶやいたものだ。

慣れたとは言え、やはり疲れる。寄る年波のせいもあろうが、重いコロコロ(rolling suitcase)を引きながら移動するのである。コロコロの上には、やはり重いバッグが乗っている。したがって講演が続くと背中やら肩やら首やらが鋼鉄のようになっていくのだ。どこでもドアはいつになったら発明されるのだろうとため息をついてばかりいる。

今日の午前中に北海道から帰ってきたのだが、廃人のごとき風体で座椅子に転がっていた。さくらが久しぶりに会う飼い主の太ももの上で気持ちよさそうに寝ていたので温かかったが、どれだけ寝ても眠くてたまらない。昼寝を数時間したのに19時には睡魔に襲われている。

書くべき原稿がマウンテンライクに積みあがっているのだけれど、こういうときは風邪のウィルスを拾わないように気を付けて寝るに限るな。そう思って、このブログを書いたら『僕は勉強ができない』を持って布団に入るつもりである。おそらく2ページかそこら読むか読まないかしたら落ちるんだろうなと思っている。

木村達哉

追記
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