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税理士来宅 ~幸せに生きたいよねというお話

2025.02.10(月) 08:50

2月10日。確定申告に備えて顧問税理士が来宅。申告だの経費だのはすべて彼に任せている。私のほうは、払えと言われた税金をそのまま払っているのだから、もしも国税局から脱税だと言われるようなことがあれば全て彼の責任である。そもそも大したお足をいただいているわけではないので、気楽なものなのだけれど。

政治家による昨今の裏金問題を見るに、税金を払うのが嫌になる。道路が陥没したというニュースを聞くと、私の税金を、政治屋たちの裏金ではなく、街づくりなり人材育成なりに活かしてもらえないかと思うのはだれしも同じだろう。ふるさと納税と同様に、自分が納める税金の使途を納税者自身が指定できないものか。

国民民主党が主張している103万円の壁問題も一見すると良さげに見える。が、灘校の卒業生である米山さんの解説を読むと若者たちに借金を残すことになってよろしくなさそうにも思える。こちとら経済学の素人なので何が正解なのかはわからない。が、『アリとキリギリス』のアリたちが常に報われる社会であってほしいと願う。

個人的に言えば、部活動ばかりやってちっとも勉強しない生徒にはどこかで挫折してほしい。灘校から東大にストレートで入ってしまった教え子たちにはどこかで頭を打ってほしい。谷底から這い上がる強さを、人生のどこかで身につけてほしい。そしてそうした人たちが報われる社会であってほしい。

また、努力したくてもできない体の弱い人たちや心が風邪をひいてしまった人たちも、それなりには人生を愉しめる社会であってほしい。憲法ではないが、肌の色や性別や信条、sexual preferenceやprofessionなどで不当な差別を受けない社会、差別した側が厳しく罰せられる社会であってほしい。

そんなのは理想論であって実現不可能だと言う現実主義者たちもいる。「どうせ無理を廃止しよう」と理想を語る植松勉氏の言葉には首肯するのに、経済や政治の理想を語ると苦笑いを浮かべる人たちはどうしたものだろう。がんばって65歳まで働いてきたのに、それ以後も働かないと生きていけない日本人が多い現状を変えたくない人たちが多いのはどうしたものだろう。

顧問税理士とは、ここからの十年間ほどで過去にないほど変容していくのが確実な日本社会で、死ぬまでどうやって幸せに生きていくかという話をすることになった。一番大事なのは健康。その次はカネ。それらがないと周囲の人たちを笑顔にできないし、そもそも自分が笑顔になれないよねという話になった。それはそれとして、税金はしっかり納める。

木村達哉

追記
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