2月23日。「冬も広島」セミナーで哲学をテーマに勉強会を開催した。福岡と山形で行った勉強会の内容だが、広島でも是非にと言われ、30人ほどの先生方と一緒に「優先座席は必要か」という問いと「通信制に移ろうと思うのですが、全日制普通科は必要ですか」という生徒からの相談にどう答えるかを考えた。
メルマガには何度も書いているとおり、哲学を学ぶと生きやすくなる。くよくよと悩んだりイライラを募らせたりすることなく、今の自分を招いた原因を追究したり分析したりする習慣がつく。基礎付けと反基礎付け、弁証法、存在論、認識論など「物の考え方」を説明申し上げ、そのあとは実際にGWで対話をしてもらった。
哲学問答のあとはリスニング指導、定期考査問題作成、教員のモチベーション向上などに関する質疑応答を1時間。広島は懇親会参加率が8割以上で、勉強会後の宴席にはほとんどの先生方が出席された。結果的に13時に始まった勉強会は23時前まで続く約10時間の超ロングセミナーとなった。
春はあけぼの
夏はひろしま
秋はゆふぐれ
冬もひろしま
第二次世界大戦で悲惨を極めた広島を体感したいと、毎年8月の第2週か第3週に必ず広島を訪れ、汗をだらだらと流しながら駅から平和記念公園まで歩くのが、いつの頃からかは忘れたが毎年の行事となった。それを知った広島の先生方が、せっかく来ているなら勉強会をという声をかけてくださり「夏はひろしま」セミナーが始まった。
冬もやってほしいという声が上がりはじめ、年に2回、いまは夏と冬に勉強会を開催している。他県からも参加され、今回は東京、石川、山口からいらっしゃった。テーマは毎回違うが、英語に関連するものもあれば教養に関連するものもある。どういうテーマであっても応えられるよう準備をして臨む。
次回の「夏はひろしま」は8月10日あたり。また熱心な先生方と一緒に、いろんな勉強を楽しみたいと思う。いつものことだけれども、上田先生や黒瀬先生をはじめとする広島の先生方にはお世話になってばかりである。少しでもご期待に沿える勉強会をこれからも続けていければと思っている。
木村達哉
追記
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