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県立山形東高等学校にて授業、初日

2025.03.01(土) 11:00

3月1日。山形空港のバゲージクレイムを出ると、いつもどおりの笑顔が待っていた。その後、アルク植元君が運転するレンタカーで県立山形東高校に向かった。今日は高1生徒たちに3コマの授業をした。この日に卒業式を挙行する高校が多いらしいが、同校は3日である。今日と明日は希望生徒を対象に授業をすることになっている。

山形東高校、ご存じのとおり、山形県のみならず東北の中でも一二を争う超進学校である。東京大学や東北大学、京都大学や一橋大学を狙う生徒たちが集まり、日々切磋琢磨している。『ユメタン』『ユメリス』『まるまる英語リスニング』などを使っている生徒たちに著者として授業をさせてもらうのは今年が2年連続2回目となった。

「元灘校教員」という肩書きがあるからこその依頼だとは承知している。が、生徒たちを6年間預かる灘校とは指導計画が少し異なるのは言うまでもない。特に難関大学の場合、合否の鍵を握るのは地歴と理科である。したがって、英語はなんとか高2か、あるいは高3夏までには仕上げねばならない。

今日の授業では希望する高1生徒たちが大教室に集まった。土曜日だというのに学年の半数以上が集まり、全員が座れなくなってしまったのはさすがのひと言である。2年後の入試に向けて、英語の勉強法だけでなく、成績向上に際してもっとも重要な要素である継続力の涵養についても話した。

終了後は真剣な目つきの生徒たちに囲まれた。数々の質問をぶつけてくる15歳たち。成績が伸びなくて悩んでいる生徒たちもいた。悩んでいる時間があるならしっかり勉強することだと申し上げた。これだけやったのだから絶対に大丈夫と思えるほど量をこなすことが何より大切なコツである。

3コマ連続の授業だったが、誰一人として舟をこがなかった。今の気持ちを大切にしていれば、間違いなくそれなりのレベルにまで上り詰めるだろう。

木村達哉

追記
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