3月3日。山形県３日目であるが、実は今日はなにも用事がなかった。山形東高校では卒業式が行われた。明日は同校の全生徒に向けて講演をすることになっている。つまり、３月１日２日４日に授業なり講演なりをお願いしますという依頼である。そんなわけで今日は朝からのんびり過ごしていた。

アルク植元君はさすがに有能なるビジネスマンである。午前中なにをするのと聞いてみると「オンライン会議が入っています」とのことであった。物書きのように時間があるからといってのんびり過ごすというわけにはいかないのだろう。そんなわけで、彼に刺激された私はホテルの部屋で執筆していた。なんとも真面目である。

ただ、執筆が始まると終わりがない。授業をしていたときは何時何分に授業が終わるといったスケジュールがはっきりしていたが、本の執筆は好きなときに始まり、集中が切れたときに終わる。スマホは基本的に不要なツールなので、執筆の邪魔をしやがらないようにスイッチを切って鞄に入れておく。

ひと息ついた午前11時頃だったか、植元君から連絡が入っていたことに気づいた。オンライン会議が13時前に終わるが昼食を一緒にどうかというものである。であれば、その時間にタイマーをセットし、それまで集中して書き物をすることにした。おかげで気分よく彼と山形牛のハンバーグを食することができた。

その後は来年度のセミナーやイベントおよび執筆の予定について話し合った。Mr. Evineとコラボトークイベントを週１回ぐらいのペースで開催することになった。FacebookやXには書いたが、具体的に動き出せばおそらくアルクや私のメルマガでも大々的に発表できると思う。

山形東高校の先生方は今日に予定が入れられず、１日２日４日の依頼になって申し訳ないとおっしゃっていたが、何もやることがないという日は貴重である。執筆も来期の打ち合わせもできた。これはこれでとてもいい日になった。

木村達哉

追記
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