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演劇「お通夜」のお疲れ様会を那覇で

2025.03.15(土) 02:00

3月15日。宜野座村文化センターで『お通夜』という演劇を観た話は書いたが、その舞台にユタさん役で出演されていた女優の平良直子さんと那覇でお疲れ様会(要は飲み会)を持った。ユタというのは沖縄や鹿児島で古くから信仰されている民間霊媒師、英語ではshamanである。

平たく言えば占いを職業とし、生活の問題だけでなく霊的な問題を解決するためにアドバイスするのが仕事である。私の友人が引っ越しをする際にもユタさんに相談したということだから、今も人々の生活において重要な役割を果たしている。東京や大阪の盛り場でよく見る「占いの館」的なものとは一線を画する。

そのユタさんを見事に演じた平良直子さんと飲むのはこれが二度目。前回はいささか緊張した。なにしろ初めて女優さんとお酒を飲むのである。が、彼女の舞台を何度か観ているうちにすっかり親しくしていただけるようになり、今では「飲みに行きましょう!」「そうしましょう!」とLINE交換をさせていただいている。

私は文章を書く側だが、演劇の脚本を書いたことがない。そのため舞台演劇を観ていて疑問を抱くことがある。小説ならこうするのだけれど、小説ならこうはならないのだけれどなどと思い、違和感を持った状態で会場を出ることもある。平良さんには『お通夜』で感じた疑問や違和感を聞いていただき、3時間半の飲み会はほとんど演劇論、脚本論、役者論の質疑応答となった。

教員や作家の仲間とはちょくちょくこういう会を開くが、俳優女優の知り合いはSNS友達にもほとんどいない。彼女との会食は、異業種交流というような意味ではなく、文章を組み立てる側として非常に勉強になる。これからもお付き合いいただき、物書きの幅を広げるのに一役買っていただければ幸甚である。

おっとそうだ、4月にも彼女の舞台がある。私は4月15日に行くことにしているが、特に沖縄の方で一緒に行きたいという方がいらっしゃればご連絡いただきたい。場所は那覇の古島駅の近くにある銘苅ベース、オムニバス形式の演劇で開演時間は20時である。

木村達哉

追記
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