3月17日。昨日のことだが、くるちの杜100年プロジェクトの活動に参加した。雨の中、こりゃ中止かもしれないなと思いながら読谷村の座喜味城跡近くにあるくるちの杜へ。毎月第3日曜日の朝9時から行われている活動である。「ダイナミック琉球」の平田大一さん、「島唄」の宮沢和史さんが中心となって続けられている。
その活動に参加したのはいつだったか。私の番組においでいただいて、お二人から活動への思いをお聞きしたのがきっかけだったのは確かだ。何ができるのかわからないけれど、とにかく行ってみようと思い立ち、妻と一緒に座喜味へと出かけていった。平田さんも宮沢さんも極めて気さくに声をかけてくださった。スタッフの方々がいろいろ教えてくださった。
宮沢さんが県庁に勤めておられた平田さんをノンアポで訪問されたのがそもそものスタートだったと伺った。沖縄にはもう三線の棹になる黒木(くるち)の木がなく、フィリピンなどから輸入していることを知った宮沢さん。「島唄」がヒットしたせいで木が伐採されたんだと沖縄の方から非難されたこともありましたと仰った。
(画像右から私、平田さん、宮沢さん)
正直に言うと、もっと若いスタッフが入らないと続かないように思う。平田さんと宮沢さんだけでなく、私や他のスタッフもみなそれなりの年齢である。植林したくるちの木が棹になるほど育つには100年かかるという。昨日私が植えた木がモノになるのは私が160歳になった年だ。
こういう活動を続けるためには、日本ではかなり少なくなった若い人たちにどれだけ参加してもらえるかが成功と継続の鍵となるだろう。幸いにして、平田さんのお子さんをはじめ、若い人や大学生もちらほら参加している。が、絶望的に数が少ない。もっともっと多くの若い人たちが参加し、さらに次世代へと受け継いでいかねば頓挫するだろう。
宮沢さんと平田さんにはこれからも続けていっていただきたいし、私もできる限り、時間とそれなりのお金を使って参加させていただこうと思う。第3日曜日の朝9時スタート。彼らが毎回参加するわけではないけれど、けっこうな頻度でいらっしゃる。沖縄フリークの方々、宮沢さんや平田さんのファンの方々、よければご一緒ください。
木村達哉
追記
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