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金融および資産形成のお話をするのだけれど

2025.03.20(木) 06:00

3月20日。放っておくとずっと原稿を書いている私だが、たまには予定を確認しないと講演の資料を作るが自転車操業になる。月末は福岡で久留米大附設やラ・サールの先生方が中心となって運営しているTK九州支部の先生方がお集まりになる。佐賀の山口さん、長崎の一ノ瀬さんによる発表や研究授業が楽しみだ。

楽しみだと書いたが私も登壇する。他の先生方は英語に関係のある内容なのに、私は久留米大附設の大藪先生からの依頼でカネについてお話し申し上げることになっている。要するに金融の授業をするのだ。プロではないのでそれなりには準備しているのだけれど、ご期待に沿えるかどうかはわからない。

ご存じのとおり、私は20代の最後に大きい借金を背負った。6000万円の借金、それによるメン・イン・ブラックの取り立てにおびえて暮らしていた。もともと寝つきの悪い人間だが、心配で寝られないというのはこういうことなんだなを味わった。大藪先生曰く、そこからどうやって今に至るかを聞きたいとのこと。

カネのことなどまったく頓着しない20代を生き、したがってよくわからないまま実印を押したり家のローンを組んだりした。今から思えばよくまともに(この「まともに」には異論を認める)生きてきたものだ。借金を負って法律と金融を勉強した。自分が如何に無知で、その点で言えば如何に危険な人生を送っているかを思い知った。

当時、ライフデザインなどという言葉があったのかどうかはわからないが、今風に言えばそういうものを真剣に考えるようになったのは20代の終わりである。子どもが二人できた上に借金がそんなにもあるのだ。真剣に考えないほうが阿呆である。借金を苦に自殺する人も報道されていたが、微塵も考えなかった。負けたまま人生に幕を下ろしたくないではないか。

3月29日にその勉強会は行われる。この40年ほどを振り返りながら金融や資産形成の話をするのは、ケツの穴を全員に見られるような気分である。が、若い先生方もいらっしゃる。それなりにお役立ていただければ。

木村達哉

追記
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