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久しぶりの自宅で

2025.04.24(木) 10:00

4月24日。朝一番の飛行機で山形から帰宅した。空港まで妻とさくらが迎えに来てくれた。さくらはお利口に待っていてくれたらしい。何日も家を空けるとさくらは体調を崩す。食が細くなり、気分が悪いのか庭の草ばかり食べている。獣医からもらった薬を与えるが、見るからに気の毒である。

私が家にいないときは妻がキムタツチャンネルをさくらに見せたりなどして奮闘しているそうだが、そんな子供だましには乗らないぞとばかりに体調が悪くなるのである。私も妻も綱吉なみに犬が好きな性質だから、なんとか連続して3日間以上は家を空けないように気を付けている。

講演も仕事のうちなのだが、犬に合わせて日程を調整するのはばかげていると思う向きもあろう。確かに、思えば変な話ではある。しかし、世の中の犬派猫派の方々にはご理解いただけるのではないだろうか。私がこいつの横にいなければならないのだと思えば、仕事のほうを調整することになる。

さくらはなかなかに我が強く、散歩中も自分がこちらに行きたいと思うと譲らない。トイプードルに向かって「そっちに行くのか、よしよし、ちょっと待ちなさい」などと話しかけながら、へらへら嬉しそうに笑いながら、こんなおっさんが犬の後ろをひょこひょこ歩いているのを見て、近所の方々はおそらく大層に気持ち悪がっておられるだろう。

誰に何を思われようと何とも思わないという変態的性格が幸いして、毎日朝夕にそういう光景が甲子園球場近辺で繰り広げられている。知った人、特にご老人に会うとさくらは尻尾をぴこぴこ振り始める。また、小さい子どもたちが遊んでいるのを見ると、これまた尻尾をぴこぴこさせる。私も嬉しくなり、一緒にそちらへ向かって歩き始める。

勤め人ではないので、極めて不規則な時間割りで生きているけれど、この朝夕のウォーキングだけは欠かさないし、それが健康を維持するのに役立っているのかもしれない。いつまでも元気でいてほしいなとさくらを見るたびに思うが、もしかするとさくらも私をじっと見てはそう思っているのかもしれないな。

木村達哉

追記
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