BLOG / ブログ /

  1. HOME
  2. ブログ
  3. One Idea

One Idea

2021.05.17(月) 04:00

小説を書く際に一番大切にしていることはと聞かれます。僕などはまだ1冊の小説も世に出していませんので偉そうに語れる立場ではありませんが、one ideaです。それはちなみに絵本も同じです。one ideaもなく、なんとなく書き始めてしまうと何が言いたいのかわからない展開になってしまいます。one ideaが一番大切だと考えています。

「家族って大切だ」とか「家族が大切なわけではない」とか、あるいは「学校に行くべきだ」とか「学校に行かなくてもいいんじゃないか」とか。そういうひとつのideaがあってはじめて、プロットがある程度決まってきます。小説の流れを捕まえるまでは時間がかかります。捕まらないなぁというときは無理して書くようなことはしません。

今は『学校の神様』を書いていますが、次の短編はすでに捕まえつつあります。今日、第9話を書きました。よかったらお読みください。また、いつも同じお願いで恐縮ですが、ハートマークにクリックしていただければ嬉しく思います。木村へのフォローもお願いします。お願いばかりですみません、ほんと。小説はこちらです。

絵本も同じです。one ideaがあってはじめてプロットがあります。こういうことを伝えたいな、というideaがあってはじめて、ではそれを伝えるためにどういう絵本にしようかなぁと考えます。なかなか捕まえられないので、ぼんやりしている時間が長いのですが、なにかの拍子に捕まえられることがあります。それはたとえばお風呂に入っているとき、散歩をしているとき、波を見つめているとき、などなど。

今年中に1冊目の絵本を出せると思います。すでに捕まえてありますので、しっかりと作ります。応援いただければ嬉しく思います。とりあえずは第9話をお読みいただければ嬉しく思います。この『学校の神様』のなかで僕が言いたかったone ideaを、読者の皆さんも捕まえてくだされば嬉しく思います。ありがとうございます。

木村達哉拝