以前もこちらとFacebookに書いたのですが、京都の大垣書店豊中緑丘店さんとイオンモールKYOTO店さんで、僕が選んだ本のフェアが開催されています。今日は朝から雨が降っていたのですが、僕の選書のフェアをされているのに、僕が行かないでどうするのよと思って、出かけてきました。
豊中緑丘店さんは、僕が以前講演をさせていただいた少路小学校のすぐ近くにあるんですね。店長にその旨を伝えると、あのとき私も講演を聞いたんですよと。えぇっ!ありゃ!そうだったの? つまり豊中緑丘店の店長にお会いするのは2回目というご縁。ご覧のとおり、店内の棚を非常にもったいなく使って、僕が選んだ本たちを並べ、それぞれの本について書いたコラムをバインダーで読めるようにしてくださっていました。
コロナで売り上げはどうなんですかと聞くと、主体的に本を買いに来る小学生や中学生が多く、緊急事態宣言中はかなり本が売れているとのことでした。児童や生徒が自分で本を選びに来るというのはいいですね。すごいですやん!と言うと、いや、このあたりは木村さんの『勉強の真実』じゃないけど、主体的に本を読む子が多い気がします、と店長さんが。
1時間ほど滞在し、また来ます!と手を振って、お店を出ました。店長、わざわざエントランスで見送ってくださいました。ありがたい。で、今度は京都駅を目指しました。大垣書店イオンモールKYOTO店さんは巨大なイオンモールの中にあります。京都の書店さんと言えば、僕は大垣書店烏丸三条店さんに行くことが多く、駅のすぐ近くにこんなにもでっかい本屋さんがあることを知りませんでした。
店長さんと学習参考書担当の書店員さんにもご挨拶申し上げました。どちらも気さくな方で、お忙しいのにもかかわらず、すっかり話し込んでしまいました。河原町二条のKappa亭でカレーを月に1回は食べるので、またその折には必ず寄りますわと申し上げ、帰ってまいりました。帰りは店長自ら、これまたお店のエントランスまで送ってくださいました。大垣書店さん、どちらのお店も雰囲気がめちゃくちゃよく、店内が明るくて、ゆっくりと散歩を楽しんできました。
書店さんって散歩をするところなんですよね。目についた本を手に取りながらね。野辺に小さく咲く美しい花を見つけたときの喜びに似て、自分だけの宝物を見つけた喜びは格別です。そして、表紙を開くのを楽しみにしながら帰るのです。電車の中で、まだ開かないぞ、自宅に帰ってコーヒーを入れてからゆっくり開くぞ、なんて思いながら。
確かにネット書店は便利ですし、近くに書店がないという地域の方はしょうがないとは思うのですが、少し足を延ばせばあるよという向きは、時間のあるときに書店さんを歩かれては如何でしょうか。
大垣書店豊中緑丘店とイオンモールKYOTO店の皆さん、ありがとうございました。また、年内にいろいろ本を出す予定にしていますので、折に触れて顔を出させていただきます。
木村達哉拝