「首相は賭けに出た」と産経新聞に出ています。そうか、賭けか。僕たち国民はある意味、実験対象になっているんですね。プラスと出れば自民党が選挙に勝ち、菅さんが首相を続ける。国民には特にいいことはない。マイナスと出れば自民党が選挙で負け、菅さんは首相の椅子から転げ落ちる。そして国民はまた感染の不安に怯え、お店をやっている人たちは我慢を強いられる、と。
賭けかぁ。嫌だなぁ。
選手たちや関係者の感染云々は横に置いておくとして、日本全体が浮かれますので、間違いなく感染者数は増えます。間違いないです。「そうならないように、国民は我慢を続けろ!」なんて権力者が言ったって、誰も聞かないでしょう。この国は民主主義の国です。国民が一番エライのです。政治家たちは勘違いしていると思いますけれども。あの人たちは単に代表をしているに過ぎず、代表として不適格だなと思った人は、次の選挙でバッジを外すことになります(最初から当選している人もいますけどね。比例代表で)。
そんななか、英インディペンデント紙で、先日のサミット会場になったコーンウォールで感染者が激増していると報じられています。サミット前は感染者数がかなり抑えられていた場所ですが、首脳や関係者、報道関係者が一堂に会し、人が集まったコーンウォール。
苦しむのは常に国民なんですよね。戦争時とまったく同じです。
オリンピック・パラリンピックは開催されるようです。特に東京には人がたくさん集まります。東京圏に住んでおられる皆さんはくれぐれもお気を付けください。また、感染した人々が観光地に旅行をするはずです。オリンピック・パラリンピックで選手たちには動くことを許可するのですから、国民は動くな!なんてことにはならないはずです。そうすると、東京圏だけの話ではなくなります。
普通に考えれば、オリパラ後の日本はコーンウォールになります。
皆さん、お気をつけてお過ごしください。僕ですか? 僕は今までもお伝えしているとおり、自由に生きていますので、自分の責任でかなり気をつけて生きています。感染しそうなシチュエーションにはまったく身を置いていません。ただし、移動はします。移動では感染しないですから。
それにしても「首相が賭けに出た」って、嫌な表現ですね。産経新聞は自民党の機関紙とも言われている新聞なのに、えらい表現を使ったものです。そうか、賭けの対象かぁ。
木村達哉拝