教え子の前田智大から連絡がありました。灘校の教え子です。卒業後はMIT（マサチューセッツ工科大学）に進みました。MITの電子工学部で学部を過ごし、MIT Media Labで修士号を取得。大学院時代は「目に見えないものを見る」研究をし、国際学会で最優秀論文賞を取っています。

そう書くと、すぐに「天才！」などと書くのが日本人の悪いところです。彼は天才ではありません。中学１年生時代から彼を見ていますが、大変な努力家です。おそらく灘中学校に入学したときは、それほど上位の成績でもなかったはずです。ついでに言うなら、彼の印象は勉強ではなく、廊下でダンスをしている姿です。背中でくるくる回ったり、その場でバク転をしたり。

その前田から、株式会社Minedを起業しましたと連絡がありました。なんやねんそれ？と返事。アメリカと日本の教育の差を体感した彼は、日本の子どもたちが興味をもって夢中になれることを見つけることができるような世の中を作るために、会社を創り、スコラボを運営しているとのことです。スコラボ？聞いたことないけどなぁと返事。いや、無知ですみません。

その彼と一緒にイベントをすることになりました。保護者や学校の先生方にご参加いただければ嬉しく思います。コンテンツとしては以下のとおりです。

1. [英語教育] 実際に使える英語の学習法

2. [国際社会] 英語以外にもすべきこと

3. [モチベーション] ずっと続けられるやる気を持つ方法

4. [家庭学習] 親として子供をサポートする方法

9月5日14時から始まります。時間があって参加したいという方はこちらからお願いします。無料のオンラインセミナーです。よろしくお願いいたします。
ちなみに前田は僕が続けている福島県のボランティアにも参加してくれたことがあります。福島の子どもたちに「僕はキムタツ先生が2回音読してこいと言ったら4回やった。キムタツ先生が5回と言ったら10回やった。できるようになるまで一生懸命にやった」と言ってくれました。打ち合わせをしたわけではありません。そういうことを言うキャラクターでもないので、僕は驚きましたが、嬉しかったです。

教え子と一緒にイベントができるのを嬉しく思っています。

木村達哉拝