本当は今日から熊本だったのです。福島から帰って、荷物を積みかえたら出発する予定だったのです。Touch & Goな行動をして、昨日書きました旅先作家を満喫する予定でした。そして、九州学院の生徒たちにいろんな話をしてやろうと思っていました。
が、残念ながら、カシオ計算機・アルク・朝日出版社の3社共催のリスニング&ライティング指導法セミナーは、カシオ計算機の大阪オフィスからオンラインで配信させていただくことになりました。熊本や福岡の方々からたくさんの「残念でなりません」が届き、僕もスタッフも肩を落としております。
リスニングの指導法ですが、基本的なリスニングのトレーニング方法に加えて、長いスクリプトのリスニング問題にどう対処するのかというお話を、前半にさせていただきました。特に気をつけたいのは音読の方法です。我流でやっていても力は伸びないものですから、知っておかねばならないこと、注意しなければならないことを常に意識して音読を行います。長いスクリプトの場合には(ここに書くとかなり長くなりますので割愛しますが)音を追うというよりも意味を追う意識が必要になります。
ライティングに関して言えば、筆者の言いたいことを理解することと、それに基づいて日本語を加工することが大切な要素となります。もちろん言うまでもなく、前段階として冠詞や前置詞などの知識は必要で、それが曖昧だと極めてブロークンな英語となってしまいます。どのように日本語を加工するのかというお話をさせていただきました。
明日もカシオ計算機大阪オフィスからまったく同じセミナーをお届けします。本来であれば、今日が熊本で明日が福岡だったのですが。蔓延しているコロナウイルスを恨みながら、それでもご参加くださる300名ほどの方々のために、心を込めてお話をさせていただきます。
木村達哉拝