いろんな方々から「雑誌に木村さんが出ているよ!」とか「YouTubeで木村さんの作品が取り上げられているよ!」などとご連絡をいただくことがあります。昨日の幻冬舎ゴールドオンラインもそうでした。悪意のある取り上げられ方をされると人間の哀しさを感じることになり、得も言われぬ気持ちになるのですが、それなりに好意的に取り上げてもらえると、支えていただいているなぁという気持ちになります。
よかったら、こちらをご覧ください。YouTubeに飛びます。開始4分ぐらいのところです。
作品が独り歩きを始めることがあります。さだまさしさんの曲の中に登場する喫茶店の名前をそのまま使ったデュオがいらっしゃいました。「あみん」という名前です。その時、さださんが「曲が独り歩きし始めたということなので、僕に断らなくていいですよ」と仰いました。なるほど、そういうことかと「独り歩き」という言葉に関心を持ちました。
何年か経てば僕は死にます。僕が死んだあとも、僕の作品たちには生き延びてほしいなぁと強く願っています。そのために物書きになったようなものです。僕の体は滅びますが、『東大英語リスニング』や『ユメタン』などが書店さんで生き残っていってくれれば、あるいは多くの方々の本棚で生きていってくれれば、それはとても嬉しいことです。
この秋以降はおそらく絵本や小説を出すことになると思いますが、僕の体が滅びたあとにも多くの方々に読んでもらえればいいなぁと思っています。そうすれば、僕は不老不死になれます。死後の世界があるのかどうかはわかりませんが、多くの方々が僕の作品を手に取ってくださっているのを、雲間からにやにや笑いながら見ていたいものです。
これからも生きている限り、脳が動く限り、出版社さんが許してくださる限り、そして最も大切なことですが、読んでくださる方々がいらっしゃる限り、本を、紙の本を、創り続けます。そして、僕のことなんて誰も知らない時代になっても、作品だけは手に取ってもらえるよう、魂を込めて創ろうと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
木村達哉拝