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記憶を定着させるために

2021.09.13(月) 09:30

塾を経営されている岩田さんという方からMessengerをいただきました。Yahoo!をスクロールしていたらキムタツ先生が出てきました!とのこと。また何がバレたんだ?と思ってリンクを開くと幻冬舎ゴールドオンラインでした。幻冬舎さんがどうして僕を取り上げてくださっているのかわからないのですが、こうして僕の知らないところで連載が進んでいるのがありがたいものです。岩田さんにも幻冬舎さんにも感謝感謝です。

記事はこちらです。

記事の中にもありますが、暗記が苦手ですという人の場合、理由は2つしかありません(そもそも覚える気がないというのを含めると3つになりますが)。僕たち人間の脳には膨大な量の情報が日々入ってきますので、忘れていかないと新しいものが覚えられないのです。新しい情報が入ってくると同時に、脳が「これ要らないな」と判断した情報はデリートされていきます。英単語にしても日本史にしても、脳が判断すれば消えていきます。

こら!僕の脳!勝手に消すな!と言ってもしょうがありません。ただし、脳にそういう判断をさせているのは自分自身なのですね。たとえば、前日に食べたものを今日思い出そうとすれば、脳は「この情報は要るんだな」と判断します。思い出そうとしなければ「要らないのかな」と思い始めます。2日後に再度思い出そうとすると、脳は「この情報はけっこう大切なのかも」と思い始めます。

英単語や古文単語や日本史なども同じです。単語テストや中間テストのために一時的に勉強して脳に放り込んだとしても、そのテストが終わったあとも思い出そうとしなければ、脳は「要らないんだろうな」と判断し始めます。脳にそういう判断をさせているのは、あなた自身なのです。

だとすれば、やるべきことは簡単ですね。具体的には幻冬舎ゴールドオンラインの記事に書いてありますので、参考にしてみてください。また、最近は古文単語や日本史の参考書でも音声付きのものが出ていますね。英単語で音声が付いていないものは無いんじゃないでしょうか。音声を聞き、自分で声を出しながら覚えるようにしていってください。脳に「この情報は大事なんだな」と判断させることが何よりも大切なのです。

木村達哉拝