来週は㈱ラーンズのセミナーがあって、登壇させていただくんです。ラーンズってご存じですか。ベネッセコーポレーションの子会社で、直前問題集であったり手帳であったりを作っている会社です。僕もラーンズから『Lisitening & Speaking Training Seminar』という本を出させていただいていまして、来週のセミナーもそのタイトル通り、リスニングとスピーキングに特化してお話をさせていただきます。
すでに300名ほどの方々がお申し込みになっているそうで、嬉しく思っています。指導者向けのセミナーですので、学校とか塾の指導者の方が中心なんでしょうね。そうは言ってもオンラインセミナーですからね。正直言って、誰が申し込んでもわからんっちゃわからんのですが。お申し込みはこちらです。よかったらどうぞ。
特にリスニングに関して言えば、入試においては得点源です。東大を受験する生徒にとっては、二次試験120点満点中30点のリスニングで、できれば満点近く取りたいところ。実際、合格した生徒たちに聞きますと、24点以上は取れているようですので、聞ける生徒にとってはリーディングより楽勝に点数がゲットできるのです。勉強した方がいいに決まっています。
かといって、問題を解いていてもほとんど意味がないのもリスニングです。アメリカから来た留学生が「日本語のリスニングができませんが、どの問題集をやればいいですか」と聞けば、あなたはどう答えますか。問題集をやったところで聞けるようにはならないわけでして、その留学生がいかに日本語を聞いて自分で話すかで決まってくると答える人が多いのではないでしょうか。
問題集をやったからといってリスニング力が伸びるわけではありません。ただまぁ、問題集を使ってトレーニングをすれば、それなりに(英検で言うと準1級レベルぐらいまでは)伸びてくるはずです。問題は本当に伸ばしたいと思っているかどうか、でしょうね。どっちでもいいやと思っている生徒の場合、家に帰ってからもトレーニングをしようとは思わないはず。
学校の授業でいくらトレーニングをしても、たかだか週6コマとかでしょ。そんなんでリスニング力が身につくわけがありませんからね。自分の持ち時間はみんな同じ。週あたり168時間です。1日に8時間寝るとすると、起きている時間は112時間。その112時間はみんな同じなんですよね。その持ち時間で、どれぐらいトレーニングをやるかは、「リスニング力を伸ばしたい欲」によって決まってくるんじゃないでしょうかね。
ラーンズのHPの動画で、教材について話をしています。指導者の方はよかったらご覧になってください。生徒たちはこういうセミナーに参加した先生方の話をよく聞いて、特に「リスニング力を伸ばしたい欲」の強い人は、毎日しっかりとトレーニングをしましょう。
僕が喋っている動画はこちらです。YouTubeへ飛びます。
木村達哉拝