昨日、オリジン・コーポレーションに入所することにした件をこのブログ（やFacebookやTwitterやInstagramやメルマガ）で書いたら、けっこうな反響がありまして、僕がびっくりしました。一番多かったのが「いよいよ移住ですか！」というものです。いえいえ、移住はしません。

仮に移住したとします。そうすると僕の書斎にある本とか画材とかを全部沖縄に持っていかねばなりません。何冊あるのかわからないぐらい本があるんです。それを持っていくとなると、けっこう大きい場所を借りないといけません。それは無理です。

さらに加えて、僕のホームコースは三田市にある千刈CCなんです。月に数回のラウンドをなにより楽しみにしているのです。せっかく会員になったのに、移住してしまうと（そりゃ沖縄でもゴルフはできますけど）あまりできなくなってしまいます。それはちょっと嫌だなぁ。

もちろん、沖縄は大好きです。でも、僕の仕事はPCと画材があればどこででもできます。ですから、コロナが収束に向かえば、来週は広島にずっといようとか、来月は東北を渡り歩いてみようとか、再来月はロンドンにいようとか、その次の月はメルボルンにいようとか、そういうことをやって生きていこうと思っているんですよ。そのために灘校を辞めたのです。

オリジンに関して言えば、4月以降は月の1/3ぐらいは沖縄にいますので、それだったらこういう人に会ってみない？とオリジン・コーポレーションの代表である首里のすけさんを紹介していただき、結果的にオリジンに入所することになったのです。人のご縁というのは素敵なものです。だから、なんというんでしょうか、沖縄で儲けてやろうだとか、あるいは有名になってやろうとか、いやそれはまったく思っていないですね。そんなしょうもないことは考えていないです。本当にどうでもいいことです。

この先どういうことになるのか自分でもわからないのですが、沖縄らしくふんわりした流れに任せてみようと思っています。軸足は作家業にありますので（お笑いにも興味がありありですけどね）そこはぶれることなく、それでもいろんな人生の選択肢を楽しみながら、生きていこうと思っているのです。

木村達哉拝