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岡山県立総社高校さんにて

2021.09.24(金) 10:10

今日は岡山県立総社高校の生徒たち全員に講演をさせていただいたんです。残念ながらオンラインで。ちなみに終わってからオリックス劇場にスターダスト★レビューのライブを観に行ったのですが、一階席は満席で、これなら普通に講演やセミナーもできるのになぁと思っておりました。まぁ、そうは言っても学校側としては(特に公立ですし)緊急事態宣言が続いていますし、オンラインでと仰るのも当然でしょうね。

で、総社高校さんのリクエストが「勉強の意義について話してほしい」ということでした。意義=大切さ。勉強って大切なんですよという話をすることになります。こういう場合、僕は勉強って本当に大切なのかなぁと考えるところから準備を始めます。勉強って大切でしょうか。

弁証法を使って考える習慣は高校時代から身についています。「勉強は大切じゃない」という考え方をアンチテーゼとして立てます。そして脳の中で勉強は大切だという人と大切じゃないという人とを戦わせるのです。脳内ディベート。脳内論争ですね。もしも「勉強なんか大切でもないよ」側が勝ったとしたら、今回の講演はキャンセルさせていただかねばなりません。

結論から申し上げますと、勉強した方がいいよ派がボロ勝ちしました。勉強しないと自分が幸せになれないですし、誰のことも幸せにしてやれないですから。勉強しなくていもいいじゃない派の言い分も最もだったのですが、人間はzoon politikon(社会的動物)であるとしたアリストテレスの主張を引用し、やっぱり勉強したほうがいいに決まってるわなという結論にたどり着きました。

あとは、そのプロセスをストーリーをまじえながら総社高校の生徒たちに話すだけです。ZOOMのカメラをONにしてくださっていて、生徒たちが耳をすませる様子は見えたのですが、一人ひとりの様子まではわかりませんでした。しかし、僕の話が心に突き刺さって、ちょっとやっぱり勉強というものをしてみよっかなぁと思ってくれれば講演としては成功だったということになります。

ちなみにこれで予定としては、オンライン講演は終わりです。日曜日に行われる河合塾主催の保護者対象の講演以降はすべて対面式で行われます。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

木村達哉拝