もうすぐ10月ですね。2年連続で新型コロナに振り回されましたが、今年もあと3か月で終わりですわ。早いもんですね。元旦に立てた計画、今年は達成できそうですか。ぜんぜんあかんわという人、まだ3か月残っていますから、そこで達成しましょう。メルマガでちょっと前に書いたとおり。

いつも元旦は、新しい手帳に書き込むのが楽しみなんですよ。だいたい1月29日に誕生日と記入するのが最初なんですけどね。わはは！自分で自分の誕生日を祝わないと誰も祝ってくれませんから。また、毎年2月25日と26日に「個別試験」と書き込んでいます。個別試験というのは二次試験の正式名称です。そして3月10日に「合格発表」と記入します。来年の手帳にも記入するでしょう。

手帳のうしろのほうにある罫線だけのページには、その年の目標を記入します。もう15年以上続けていますが、特に新しい目標と言えるようなものはありません。「精神的奴隷に陥らず、主体的に行動する」とか「迷ったら断る」などと書いてあります。そして、右ページにはその年の小目標を書き込みます。今年のは「毎日、腹筋を100回行う」とか「毎日、パターを100球練習する」などとあります。この程度の自分との約束が守れないようでは、大きいことなど成し遂げられるわけがありません。じっくり考えて、「今年の小目標」を書き込みます。

今年は大学を出て初めて宮仕えの身ではなくなりました。サラリーマンではなくなりました。自分の力が全てのプロフェッショナルとなりました。まさかの展開だったとおっしゃる向きもあるでしょう。しかし、自分としては5年ほど前から考えていたことなので、それなりの準備はできていました。それでもね、給与がまったく入ってこない4月以降はドキドキしましたけど。

独立すると近づいてくる人たちの種類が異なりますね。それが一番の驚きでした。「うちの学校で一緒にやりましょう！」とか「うちの予備校に来てくれないか！」と言ってくださる人たちは多かったのですが、すべて断りました。むしろ僕と同じように独立している人たちとの交流が面白いなぁと思っています。そのうちの１つが先日書きましたが、オリジン・コーポレーションなんです。

今年の正月には、まさか自分がお笑いの事務所に入ることになるとは思ってもみませんでした。予想だにしない流れができました。でも、これも独立した僕に声をかけてくださった人のおかげです。沖縄でそれだけ活動しているならと、オリジンの代表や会長を紹介してくださったのです。オリジンに入って初のイベントも決まりました。10月30日にジュンク堂書店那覇店さんで行います。

大事なことは、流されないことだ、と僕は思っています。自分で決めて動くことが大切なのであって、折々の状況に流されるのは好きではありません。そのためにはしっかりと準備をすることです。この時期までに絶対にこういうことをやるぞ、この時期にはこういう勉強をしておくぞ、といった具合です。途中でいろんな変化もあるのですが、芯は変わりません。決めたことをこなすという姿勢が、僕にとっての芯です。

来年の目標や小目標がどうなるのか、自分でもまだわかりません。僕は手帳にどういうことを書き込むのでしょうね。１つ言えることは、なにを書き込むにしても自分との約束ぐらいはしっかりと守れる自分でありたいということです。今は作家業に軸足を置いていますので、おそらく執筆が中心の活動になるのでしょうけれども、コロナ禍もずいぶん落ち着いてきましたし、以前から計画していたあることにも着手できるかなぁと、虎視眈々とチャンスをうかがっております。

木村達哉拝