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せっかく英語を勉強するのなら

2021.09.28(火) 10:40

今週の日曜日(3日)はアルクのセミナーなんです。本来であれば東京に行って、アルク本社から配信するんですけど、広島にいる娘が帰ってくるということなので、アルクに頼んで大阪から配信してもらうことにしました。セミナー詳細はこちらです。

リスニングとリーディングの力を伸ばすために必要なことを説明させていただくんですけど、そうなると単語とか文法とかに言及することにもなるので、3時間で足りるのかなぁと思いながら資料を作っています。たとえば、I wishとI hopeでは違いますからね。日本語に直すと「~したい」かもしれませんけど。日本語の意味で考えても意味がないです。なにせ外国語ですから。

その点で言えば、1文を正しく読むのってめちゃくちゃ大事です。テキトーに読めれば(聞ければ)いいという人、テキトーに書ければ(話せれば)いいという人、海外旅行程度の英語でいい人、パーティーなんかで適当に話せれば程度でいい人であれば、単語も文法もそれほど要らないと思うんですね。I wishもI hopeも同じじゃないか!わははは!な人の場合は、です。(写真は神奈川県立湘南高校さん)

僕のセミナーやイベントでは、正しく英語を勉強したい人、英語を使ってビジネスがしたい人、英語を使って研究がしたい人、そこまでは行かないにしても英語ネイティブに笑われない程度には勉強したい人に向けてお話をしています。ですから、ライティングやスピーキングでも主語を省略したような英語、あぁ残念ながらつまらない英語にかぶれてしまっているのねというような英語ではなく、仮にその人が国際的な会議で発表するとしても恥ずかしくないような英語を使えるような勉強法について話すようにしています。

そして言うまでもないことですが、自分の教え子たちにも、英語を話したり書いたりする際には絶対にミスをしないように準備をしなさいと、口を酸っぱくして言い続けてきました。外国語を話すのにミスしていいよなんてアマチュアの指導者に出会うと、普通はほとんど伸びません。結果としてミスをするのはしょうがないにしても、準備をする際からミスしてもいいなんて姿勢では、英語力が伸びるわけがありません。

負けてもいいからとりあえずバットを振ればいいよと選手に言う監督がいるんでしょうか。僕は17年間、灘の監督をやりましたが、絶対に負けるなと言い続けてきましたし、選手たちもそのつもりだったように思います。やる気のなさそうな生徒、練習にあまり来ないような生徒は、いっさい試合には出しませんでした。

英語を勉強するとき、否、英語だけではなくて他の勉強でも同じだと思うんですけど、やるからには一流を目指したい。なのに入口の段階で方法を間違えたり、甘い姿勢でいたりすると、あるいはそういう指導者についてしまったりすると、伸びるものも伸びません。僕の指導は正直厳しいですけど、必ず英語ぐらいはできるようになります。問題は英語を伸ばすことではなく、英語を話したり書いたりすることで、あなたは人生なにをするの?という部分ですから、それも含めてセミナーではお話をさせていただこうと思っています。

木村達哉拝