河合塾大阪校で保護者対象の講演会が開かれまして、講師として参加させていただきました。第１部が僕、第２部が河合塾の数学の講師が話しました。前日にワクチンを打っていたので大丈夫かなぁと少しだけ心配していましたが、それも杞憂に終わりました。数多くの方々がご参加くださいました。ありがとうございました。

演題が「難関大受験の流儀」という大層なものだったこともあり、参加してくださった保護者の大半は関西にある中高一貫の進学校に子どもたちが通っているという方々でした。灘、東大寺学園、西大和学園、清風南海、洛南…終わってから灘中学校２年生と３年生の保護者の皆さん、東大寺学園と西大和学園の保護者の皆さんが控室にお見えになりました。こちらこそありがとうございました。

難関大学に合格するためにどういうことをすべきなのか、それをいつまでにすべきなのか、保護者はどういうことができるのか等について、自分が灘や西大和学園に勤めていたときの例を出してお話をさせていただきました。単に塾や予備校に通っているだけでは伸びないですよと、家庭学習ではこういう点に気を付ければいいですよと、保護者がすべきことはこういうことですよというようなことですね。

6月に浪人生たちがお世話になっているので、河合塾に行ってご挨拶をさせていただいたのですが、そのときに担当の方に依頼をされたのです。いやぁ、僕の話なんて聞きたいとお思いになる人、いらっしゃるんですかねぇと言っていたのですが、ふたを開けるとえらいたくさんの方々がご参加くださり、ありがたかったですし、こういう機会を与えてくださった河合塾大阪校の皆さんには感謝しています。

東大とか京大とかに合格しても、それ自体はあまり意味がありません。そこがスタートラインであって、合格がその子の有能さを保証するわけではありません。自分の力を他の人たちのために役立たせて始めて、その人って有能なんだよねということになります。たかだか東大や京大、医学部などの合格程度で浮かれないように気をつけてもらってくださいと申し上げ、帰ってきました。皆さん、頷いておられて嬉しかったです。

木村達哉拝