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大学の部活動

2021.10.01(金) 09:00

関学時代にお世話になった先輩が淡路島の公立中学校で校長先生をしているんですよ。ギターが下手な僕に、本当に親切に教えてくださった先輩なんです。毎晩のように晩御飯をおごってくださって、そのあとは彼の下宿の部屋で弾き方を教わりました。なかなかうまくならなかったという意味ではあまりいい後輩ではなかったんですけど、卒業後は同じ教員ということもあって、野球部の合宿で淡路島に赴いた際には会いに来てくださったりしました。

連絡がありましてね。木村、悪いけどうちの中学校で講演してくれへん?と。いつぐらいですかと尋ねると10月とおっしゃいます。学ぶってどういうことなのか、どんなふうに学ぶのか、淡路の子らに教えてやってくれへんかということで、11日に行ってくるのです。

で、今日は学研塾HDの講師の方々に講演をさせていただいたのですが、終わってから神戸三宮で夕食をとりながら打ち合わせをしました。生徒たちはどんな感じですかとか、部活動の様子はどうですかとか、いろんなことを質問させていただきました。伺ったお話を当日の講演に生かそうと思っています。おそらく田舎の素朴な子たちですので、多少は刺激になるのではないでしょうか。

それはそれとして、久しぶりに学生時代の先輩とご飯を食べるって楽しいもんですね。わははは!なにが打ち合わせやねん!っていうぐらい、ほとんどが学生時代の思い出話でした。バンド活動をしていたのでステージの話であるとか、先輩や後輩たちの話であるとか。こういう話で盛り上がれるという点で、やはり学生時代の部活動やサークル活動ってのは、それなりに忙しかったし人間関係で悩むこともあったりもしたけれども、していてよかったなと思います。

なかには、特に医学部の学生などは暗記が大変ですし、テストやレポート課題がたくさんありますので、なかなかそういった活動ができないという人もいらっしゃるんですけど、勉強や仕事ばかりしている人が精神的充足感を持つことがレアなのと同じで(なかにはそういう人もいらっしゃるが)、勉強や仕事とは違う、自分が打ち込めるものを作っておくのは気持ち的に良いことじゃないかと思いますね。

受験生の人たち、関学なんかもそうですが、総合大学に行くと部やサークルが100個も200個もあって、高校の比ではありません。音楽サークルだけで何十個もあったりします。合格したら大学では自分の専攻分野を研究することになるのですが、それに加えて部活動はどういうことをしてやろうかなと考えると楽しいと思います。それぞれの大学のHPに掲載されていることもありますので、一度休憩がてら覗いてみるといいかもしれませんね。

木村達哉拝