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リスニングのトレーニング

2021.10.14(木) 11:00

今日は萩高校の1年生たちに、現在の日本が抱える問題点について、そしてそこから、勉強することの大切さについて、お話をさせていただきました。日本が抱える最重要課題は人口減少です。それが経済悪化につながっていきますし、年金問題や住宅問題(空き家が増えている)にもつながっていきます。企業が倒産し、学校が倒産し、無居住地域が増え、市民サービスが行き届かなくなっていっています。その中で個人の力をどこまで伸ばせるのかを、中学生や高校生から意識しておくことです。

その話のあと、1時間だけですがリスニングの勉強法について話をしました。『新ユメタン』を使って基礎トレを行ったり、『Listening & Speaking Training Seminar』を使ってオーバーラッピングやシャドーイングといった音読活動をしたりするわけですが、正しい方法を知らない人も多いと思われますので、それを伝授しました。

ディクテーションは時間のあるときに、いろんな教材を使えばいいのですが、単に書くだけではなく、音読まで、あるいはバックトランスレーションまでつなげることが大切なのですね。公式キムタツチャンネルでも説明しましたので、リスニングが苦手という人はご視聴ください。動画はこちらです。また、いつもすみませんが、チャンネル登録をしていただければ本当に励みになります。

生徒たちには、英語の耳を作るために、最低でもシャドーイングだけは365日中360日ぐらいは行いたいものだという話をしました。これが200日ぐらいしか行わないということであれば、おそらくそれほどリスニング力は身につかないと申し上げました。僕が「360日」と言った瞬間に、生徒たちは目を丸くしました(マスクをしているので目が余計に強調されます)。え?そんなに?という表情をしていました。でもね、それぐらいしないと力はつかないんです。

ディクテーションからシャドーイングまでを1セットとして、その1セットを行おうとするとけっこう時間がかかります。しかし、過去にすでに聞いているもの、あるいは読んだものを使ってシャドーイングをするだけなら、短時間でもできます。今日はあまりやる気にならんなと思う日であっても、5分だけやっておこう、『新ユメタン』を使って3分だけやっておこうという姿勢が大事です。少しでもいいので、その代わり毎日やるという姿勢が必要です。野球部の素振りと同じ感覚ですね。

明日は高2生徒たちにも同じように授業をします。高2なので、共通テストを睨んで長いスクリプトのリスニングもやってもらいます。基礎トレと基本的な通訳トレをセットで毎日行えば、共通テストのリスニングは満点がとれますからね。リスニングは得点源です。やれば満点が取れるのです。やらないと損です。頑張ってもらいます。

木村達哉拝