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英語の土台を鉄板にする!

2021.10.17(日) 08:50

今日はアルク主催のセミナーがありまして、3時間ほど話しました。お申し込みは約500人。学校の先生方や塾の先生方、もしくは経営者の方々です。たくさんの方々にお申し込みをいただき、アルク担当の植元君と喜んでおりました。感謝しています。こんなにたくさんの方がお申し込みになるのはありがたいことやなぁと、二人で頷いておりました。来年はオンラインだけでなく、対面でのセミナーもできればいいなぁと言いながら。

今日のテーマは「英語の土台を作る指導について」というものでした。英語の土台というと単語や文法を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。もちろんそれらも大切な土台なのですが、まずはアルファベットです。AからZまで正しく言えるのか、あるいは正しく書けるのかが大切です。そこはペンマンシップを活用しながら書けるようにしないといけません。宿題でいいでしょ的に生徒に任せるのは危険です。文字がわからないのに、その後の指導ができるわけがありません。

次に発音です。bathとbusは発音が異なります。なんでもいいでしょそんなもん!と言うのであれば、それでもかまいません。ただ、僕たちの前にいる生徒たちの多くは、それなりの大学を通り抜け、英語が必要な世界に行くのです。「なんでもいいでしょ」という人にはわからない世界に行くのです。適当な発音ではリスニングができませんし、自分が話す際にも困るはずです。ものすごく綺麗な発音である必要はないけれど。

また、語彙が大切だというのは誰でもわかるのですが、覚え方を知らない生徒もいます。単語テストのために勉強する子もいます。単語集でしか単語の勉強をしない子もいます。それではあまり語彙力が身につかないように思います。今日は語彙指導について、かなり丁寧に話をさせていただきました。

ちなみに、本日更新した動画でも、今日のセミナーの最初の部分だけを話しています。よかったらご覧ください。動画はこちらです。また、いつもすみません。よかったらチャンネル登録をお願いします。数字が励みになります。

英語の土台を築きながら指導していくのですが、単に機械的に教科書を使って指導していてもほとんど意味がありません。教科書を使え!とは文科省は言っていません。教科書も使えばいいとは思うのですけれども、教科書を敢えて補完的に使っても構わないわけですね。大切なのは、子どもたちに英語力をつけてやること、あるいは英語力の高め方を教えてやることであって、教科書を終わらせることではありません。そこを間違えると、ほとんど指導力のない教員になってしまいます。

たくさんの指導者の方々に参加していただけて、本当に嬉しかったです。今日の僕の話が多少でもお役に立ったのであれば嬉しく思います。ありがとうございました。感謝申し上げます。

木村達哉拝