週末は広島の修道中学校1年生の皆さんに講演をさせていただきます。修道では長いこと僕の本を使って勉強してくださっていて、広島でずっと行っている教育支援ボランティアとしての勉強会にも協力してくださっているのです。朝早い時間の出勤ですが、楽しませてもらおうと思っています。担当の先生方および生徒たち、よろしくお願いします。
で、中1生徒ということですが、英語の勉強をどういうふうに進めるのかということに加えて、どうして英語を勉強するのかを考えておかないといけないと思うんですね。いや、もちろん修道ですので、皆さん大学に進まれるんだと思うんです。でも、大学に進む程度の理由では、英語にまい進することなどできないんじゃないかなぁと、少なくとも中学1年の頃からうりゃあぁぁあ!と進むことはできないんじゃないかと、僕は思うんですね。僕が中1の頃は毎日がハッピーで、勉強?なにそれ?美味しいの?というような状態でした。
そうすると英語の前に、勉強って何なのか、どういう理由でするのか、勉強するとどういういいことがあるのか、逆に勉強しないとどういう悪いことがあるのか等など、子どもでもわかるように教えてあげたほうがいいんじゃないかなぁと思っているんですね。なにしろ僕も子どもの頃は「勉強は嫌いだ!」と言っていた口ですので。もしも子どもの頃の僕が「勉強しないと君の人生はだいたいこうなるよ」と言ってくれる大人がいたら、それなりには勉強していたんじゃないかと思うんです。だから、その役割を大人になった僕がやればと考えているわけです。
特に中学1年生って、ある意味勉強を体系的に始める年だと思うんですよ。小学生の頃にも勉強していたぞ!という私立中受験組もいるでしょうけど、その勉強って単に対策的な勉強なんじゃないのかなぁと思っているんです。そうじゃなくて、本当の意味での勉強って、対策ではないですからね。
そういうことを伝えられればいいなぁと、そして広島のだけではなく、「日本の」や「世界の」という肩書が自分の名前の前につく人材に育ってくれればいいなぁと願って、23日は広島に向かいます。それなりの資料を今日と明日で作成し、講演に備えます。
木村達哉拝