今日は広島でした。修道中学校・高等学校の中1生徒たちに講演をさせていただきました。今日のFacebookとメールマガジンにも書きましたが、中1ですからね。受験に関するがちがちの話をしてもしょうがないです。英語の勉強法についても単語と文法の勉強法にとどめました。中1でリスニングだのライティングだのと言っても本当にしょうがないですから。まずは語彙(イディオム含む)と文法をどれだけしっかりと固めるか、特に中学レベルのものを固めるか、ということが何よりも大切です。
英文法の勉強法については、キムタツチャンネルでも話していますので、ご覧ください。英文法がめちゃくちゃだと英語を話すこともろくにできませんし、英語がわからないのでモチベーションも上がらないと思います。なにも英文法オタクになる必要はありませんが、少なくとも相手が聞いて失笑するような英語は話さないようにしたいものです。動画はこちらです。
それより大切なことがあります。勉強(努力)には理由が要ります。理由もないのに継続させるのは難しいものです。「今年は英語を勉強しようかな」程度の動機では続かないですし、「大学に何年後かに入るなぁ」程度では一生懸命にはなれないのではないでしょうか。
そうするとどう生きるのかを考えることになります。たとえば(メルマガに書いたこととかぶりますが)医師になりたいとします。大学に入って研究するのは理科ですよね。生物を知らないとか物理や化学を知らないとかいうようでは困ります。ですから、理科は中学でも高校でも主要教科になります。
さらには理科を支える言語は数学ですので、数学も必要です。また、レポートはすべて英語で書くことになるでしょうから、英語は必須です。となると、医師になろうとするのであれば、理科と数学と英語が要ります。大学入試を見てもらうとわかりますが、医学部の場合、社会や国語の配点はかなり低いわけでして、国語の配点がそれなりにある大学であっても、合否を決めるのは理数英の3つです。
なにも国語や社会は手を抜けと言っているのではありません。しかし、本当に医師になりたいのであれば、なにより大切な理科に興味を持たずして何に興味を持つと言うのでしょうか。そういう点で、しっかりと人生を考えなさいよという話を、修道中学校1年生の子たちにしてきました。久しぶりの広島でした。上田先生をはじめとする修道の先生方、いつもありがとうございます。またお会いするのを楽しみにしています。
木村達哉拝