生まれつき頭が悪くて、成績も良くなくて、自分が嫌になってるという生徒（石川県）からメールが届きました。そういう生徒も多いんだろうなと、そしてそれをなんとかしたいと思っているならと思って、動画を撮りました。そうすると、いつもお世話になっている三重の皿屋先生がその動画を授業で生徒たちに見せてくださったそうです。生徒たちは食い入るように見ていたそうで、先生から感謝のメッセンジャーが届きました。

目の前の灘校生だけでなく、日本中・世界中の子どもたちを教えられたらいいなと、多くの人々に文章や絵で勇気を届けられたらいいなと、そう思って活動していますが、思わぬところで（つまり、文章や絵ではなく、拙い動画で）お役に立っているなら、それはそれで嬉しく思います。

動画で話したことですが、高１のときに数学3点、化学0点、日本史25点だった僕は思うんです。頭が良くなくて悩んでいるのなら、頭を良くすればいいだけだ、と。今は脳科学の研究が進んで、脳は何歳からでも良くなることがわかっているのです。ましてや高校生でしょ。これからいくらでも良くなります。努力してこなかった自分を反省し、そこから頭のキャパシティーを大きくすればいいのです。

誰もが頭が悪くて記憶力がひどくて思考力もゼロで、そして筋肉がほとんどない状態で生まれてきます。そこから親がそれなりに頑張って、そして自分もそれなりに努力して、少しずつ頭と体を鍛えていくのです。生まれついての天才なんてほとんどいないのです。鍛えれば鍛えるほど、頭も体も強くなっていきます。鍛えたほうがいいに決まっています。そのほうが幸せに生きられる確率が高くなります。

動画を見た生徒たちが、それじゃあ自分もやってやろうじゃないかと奮起してくれることを願っています。そのために動画を毎日撮り続けているのです。貴重な授業中、生徒たちに動画を見せてくださった先生に心から感謝しています。ちなみに動画はこちらです。よかったらご覧ください。

木村達哉拝