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英作文の指導に関して

2021.11.01(月) 09:00

添削が苦手だという先生はけっこういらっしゃいます。英作文が「日本語を英語に直すことだ」と勘違いしている先生も多いですしね。必ずしも英語の先生が英作文を得意にしているわけではないので、そういうことが起こるんです。英語力が高くない先生の場合、生徒の書いた答案が正しいかどうかもわからないので、添削をすることなど不可能です。その点では英語力を高めることがなにより大切です。

それに加えて、添削というと全部赤ペンで訂正しなければならないと勘違いしている人もおられるようです。いや、もちろんそれでもいいんです。でも、大切なことは添削じゃないですからね。生徒が添削された自分の答案を見て、再度勉強することが大切なのです。それが無いと伸びません。

動画でも話しましたので、英語の指導者の方はご覧ください。動画はこちらです。また、よかったらチャンネル登録をお願いします。登録者数の数字が励みになります。

動画の中で話しましたが、僕は添削を廊下でやっていました。授業が終わってから解答を集めて、職員室でやるのはどうも気が進まないというタイプでした。それに、添削を希望しているわけでもない生徒の分まで回収するのもナンセンスですからね。生徒にやる気があって初めて教育は成立するのです。質問のある生徒、自分の答えを見てほしい生徒はこのあと廊下で僕をつかまえてねと言って教室を出たものです。

それに基本的に、訂正はしませんという姿勢を貫きました。これも動画で話したことですので詳細は割愛しますが、そうでないと伸びないと思ったからです。おかげで時間的にはあまりかからずに、希望する生徒たちだけの添削を、極めて効果的に有機的に行うことができたように思います。

英作文は、和文英訳にしても自由英作文にしても、得点源で満点が狙えます。確かに語彙や文法などの知識は必須アイテムですが、基本的なことを理解していれば京大の英作文でも高1レベルの英語で書くことができます。問題は、教員自身が京大の英作文を極めて簡単な英語で書けるかという部分ではないかと、僕は思っています。

木村達哉拝