フェイスブック友達およびメルマガを読んでおられる方はご存じだと思うんですけど、株式会社ウィザスとSRJから依頼をいただきまして、速読速聴問題集の解説動画を40本撮ったんです。えぇ、40本？ってマジっすか！と、そのお話を伺ったときに気を失いそうになったのですが、やってみるとそれなりにできるもんですね。はい、それなりではありますが、40本、収録しました。そりゃまぁ疲れましたけどね。やればできる子ですわ、僕。

この動画を日本中の子どもたちが視て勉強するんやなぁと思うと、いい加減なことは言えないじゃないですか。速読とか速聴とか言いますけど、その前に遅読とか遅聴（なんて言葉があるかどうかは不明やけど）もできない子が速く読んだり聞いたりできるわけがないじゃないですか。

その点で、まずは遅くてもいいので、正しく読むところからスタートしましょう、と（前半の）動画では繰り返して話しました。速く読もうとするとどうしても雑になります。私たちはそれなりの速度で読むことができますが、速さを意識したことはありません。むしろ正確さです。もっとも大切なことは速度ではないのです。

英語を速く読みながら、脳内で正確な日本語に直している（といっても和訳しているわけではない）わけで、その点で言えば、大事なことは正確な変換なのですね。語彙力が上がってくると、英語を英語のまま理解することもできますが、高校レベルでは難しいのではないかと思います。中にはそういう人もいるかもしれませんけどね。

さらに言えば、速読速聴の教材をいくらやっていても復習をしなければまったく力は伸びません。いや、そりゃ一時的に伸びたように見えることもあるでしょう。でも、継続的に復習をしなければ、それほど大した力にはなりません。断言します。成績の高い子は復習をしているから伸びるのです。ですので、動画の中では復習の重要性および復習の方法についてお話をさせていただきました。

僕が今日撮影した動画を視聴する子どもたちが、おそらく日本中に何万人もいることになると思います。その子どもたちが正しく英語を勉強し、そしてゆくゆくは日本を代表する人材になってくれればいいなぁなんて思いながら、東京から戻ってまいりました。

木村達哉拝

追記、
英単語の力を付けるための方法について、キムタツチャンネルで話しました。こちらの動画もよかったらご覧ください。英語力の土台は、まずはなにより語彙力なのです。動画はこちらです。んで、よかったらですが、チャンネル登録をお願いいたします。