京都府福知山市の校長会に呼ばれて講演をしてきました。窓口になってくださったのは大江中学校の青木校長先生ですが、僕も校長会なんて、言うなれば各学校の一番えらい先生方がお集まりの場所で話をするほどえらくはないので（というか不釣り合いなので）大丈夫かなと思っていたのですが、まぁなんとか喜んでいただけたような気がします。

そう言えば、企業の経営者ばかりが集まっている「経営者会議」というところに呼んでいただいて講演をしたことがあります。誰でも知っているような企業の社長や会長ばかりがお集まりになっている会で、場所は大阪の高級ホテルでした。そのときは僕がある意味一番しょぼい立場なので、なんで僕なんかを指名するねやろと思ったものです。

今日の校長会も然り。どう考えても僕よりまともな人生を歩いてこられた方々ばかりの会だと思われるのですが、魔が差したのか、それとも誰かの趣味が相当悪かったのか、とにかく呼んでくださって、自分の人生について、教育について、これからの日本について、お話をさせていただきました。
（写真は着くのが早すぎて、案内していただいた福知山城です）

質疑応答では校長先生からいろんな質問をいただきました。不登校の生徒について、教育格差について等々。西大和学園と灘校しか知らないので、私学の場合はこうですねというような回答をさせていただきました。というか、話が予定より長くなってしまって、質問の時間が短くなってしまい、帰りの特急列車の中で反省しておりました。

学校の先生方の前でお話をする機会がそれなりに多いとは言え、公立の校長先生の会合でお話をすることはもうあまりないんじゃないかなぁと思います。その点ではいい経験をさせていただきました。先生方にとってお役に立つ、あるいは刺激的な、話であったかどうかはわかりませんが、それなりに月曜日の午後を笑顔で過ごしていただけたんじゃないかと思っております。

木村達哉拝