先日のこと。ある方にキムタツさんは意識している方はおられるんですかと尋ねられました。以前ももしかしたら書いたかもしれませんが、さださんです。さだまさし。最近では大谷選手が破天荒なご活躍ぶりですね。彼は「大リーグでの二刀流」という試みに成功しておられますが、さださんも大谷選手に負けず劣らず、なかなかの数刀流ぶりを発揮しておられます。
「精霊流し」から「フレディもしくは三教街」を抜けて「風に立つライオン」へといたるシンガーソングライターとしてのさださんのファンだというところからスタートしたわけではありますが、それと同時に、噺家としても映画監督としても作家としても、文字通り破天荒なご活躍を見せておられます。1つのことを徹底してやっておられる方々も素敵なのですが、僕が惹かれるのはさださんのような「本業はどれ?」というタイプなのです。
すでに現代では「本業」なんて言葉がどんどん意味のないものになっていっていますが、それはさださんや大谷選手のような人たちが自分のやりたいことを1つに絞るのではなく、やりたいんだからやってみようよというメッセージを、自らの生き方を通して発信しておられるからだと思っているのですね。
最近は副業を認める企業が出てきていて、いいことだなぁと思っています。老後はこんなことをやろうだなんていうのが昭和時代の価値観ですが、老後っていつなんだ?そもそもあなたに老後があるのか?なんてことを考えると、できることならば今から始めたほうがいいに決まっているわけですね。
かく言う僕も、いろんな肩書きがあります。さださんのようなレベルではありませんので、日々切磋琢磨です。興味のあることに対してアンテナを張りながら、明るく楽しく愉快に生きていきます。そして、こんな生き方もあるよということを子どもたちに見せ続けようと考えております。
木村達哉拝