かなり前の話になりますが、ハーバード大学に進んだ僕の教え子に「合格のための決定的な要素って何だった?」と聞いたことがあります。彼の答えは「勉強法」でも「将来への夢」でもありませんでした。「気迫」でした。ノーベル賞を獲りたいと言ってハーバード大学に進んだ彼は、結局その後まったく違う人生をビジネス界で送ることになっているようですが、その言葉は僕の胸に響きましたねぇ。
プロスポーツ界とか音楽界とか、言うまでもなくビジネス界にいる勝負師たちを見ていると思いますね。なんだかんだ言って「気迫」なんだよなぁと。それは僕のこれからの人生を支えるひと言にもなっています。気迫さえあればたいがいのことはできるわと思っています。
一方で生徒たちの多く(高校時代の僕を含む)は、いかに楽ができるか、どうすれば逃げられるかを考えているように思えます。それでは力が付くわけがないですね。自分を追い込んで追い込んで、今までのバリアを超えられるまで追い込めた人だけが次のステップに進めるわけで、そのために必要なのはメソッドではなく、気持ちの強さであり、そこへの欲なんですよね。
ただ、そうは言ってもその気持ちの強さを支えるコントローラーのようなものが要るんじゃないでしょうか。それが計画表であったり成績伸長グラフであったりするわけで、何もなくて臥薪嘗胆を維持できるとは思えないんですね。
キムタツチャンネルで話したのですが、そこのところもなく、ただ単に勉強しないといけないと言って学校や塾に通っているだけでは成績は上がらないはずです。自分をコントロールするためのスキルとでも言うのでしょうか、どうやって自分をコントロールするのかを考えることは、めちゃくちゃ大事な要素なんだろうなと思っています。よければ動画をご覧ください。こちらです。
僕の場合、気迫十分!なように見えてけっこう気持ちが弱いので、すぐに安きに流されてしまいます。それではどんな目標も達成できませんし、ましてや夢をかなえるなんてことは不可能ですので、動画のなかで話しましたが『沖縄手帳』にTO-DOを記入し、できたら〇、できなかったら✕を記しながら自分をコントロールするようにしているのです。それを始めてもう10年ほどになりますか。
どうしても流されてしまいますね。でもどうにかしたいという方は、動画で説明したような形で手帳を使いながら自分をコントロールしてみてください。
木村達哉拝