福知山から秋田へ、秋田から沖縄へ、そして千葉へと移動したのでたくさんの方々にお会いしました。今週だけでものすごい数の方々にお世話をいただきました。そういった方々にお礼状をお送りしています。秋田で名刺をいただいた方々にはすでに出し終えました。僕からお礼状が届くとお返事をくださる方々もおられます。僕が勝手に出しているだけで、返信を期待しているわけではありません。

それでもお返事をいただけると嬉しいものですね。年賀状をメールで受け取っても嬉しくはないけれども、葉書きで受け取ると嬉しいのと同様。いろんなデジタルツールが普及しても、手紙や葉書きを受け取ると嬉しいものです。こちらが先にお礼状を出したのに、そのお礼状の返事をいただくと、またその返事に対するお礼状を書いてしまいそうな気分になります。人間同士、こういうちょっとしたことで支え合っているというものです。

一方、ブログもそうですし、メルマガやフェイスブックなんかもそうなのですが、お礼状も僕にとってはよいアウトプットの機会になっています、なんて言うと気分を害する方がいらっしゃるでしょうか。本を読んでいるとさまざまな表現に出あいますね。表現力の高い文章を書ける知的な人間でありたいと思いますので、そういった表現を覚えるわけですが、文章を書かないと忘れてしまうのです。それはいくら熟語を覚えたって英作文で使わないと忘れるのと同じです。

ですから、お礼状を書きながら「嬉しかったです」を「心浮き立つ思いでした」としたり、「幸いです」を「幸甚です」としたりしながら、覚えた表現を使うようにしているのです。そうするとそれらの表現が脳に刷り込まれるのですね。

日本語にしても英語にしても、この「覚えた表現をできるだけ使う」ということを意識することですね。もちろん誤用することはありますが、ミスをしながら、赤っ恥をかきながら、徐々に覚えていくというものです。これからもいろんな文章を読み、抜き書きし、そして使っていこうと思っております。

木村達哉拝