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教師と芸人の意外な共通点

2022.01.08(土) 01:00

昨年末のクリスマスは那覇にいました。オリジン・コーポレーションの芸人さんたちによるお笑いライブを楽しみに、国際通りのテンブス館にいたのです。興南の洋介と泉ちゃんに声をかけたところ、オリジンのライブを観たことがない!と言うので、それじゃあ一緒に行こうよということになりました。

「喜笑転決ライブ」と銘打ったそのライブですが、芸人さんたちのパフォーマンスを観客が採点するというシステムになっていました。常連さんなどは、採点シートにコメントを書き込みやすいようにバインダーを持参されています。採点基準を自分なりに決めて、100点満点で点数を付けるのです。これが意外と難しいんですよ。M-1グランプリの審査員をやっているような感覚でした。

そのときの様子を、沖縄のネットサイト「HUB沖縄」の連載コラムに書きました。こちらです。読んでいただければ幸甚です。どうぞよろしくお願いいたします。

上のコラムに書いたとおり、僕は15年ほど前に英語教師塾を立ち上げましてね。最初は10数人しか集まらなかったのですが、最近では100人から150人もの先生方が北海道から沖縄までの全ての都道府県からお集まりになります。授業をするのは6~8人ぐらいでしょうか。

授業後に繰り広げられる分析会のコメントは温かくもあり厳しくもあります。これもコラムに書いたとおり、良いところだけをコメントしていてもその先生の成長にはつながりませんからね。良くなかった部分、特に教員としての根幹にかかわるような部分(声が小さい、伝える力が弱い等)には厳しい指摘が入ります。そういう部分では、HUB沖縄さんがつけられたタイトルどおり、芸人さんたちの稽古に近いかもしれませんね。

打たれ強い人しか参加しないと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。成長したいと強く願っている人たちの集まりです。そりゃ分析会で涙を流された先生もいらっしゃいますが、極めて温かい雰囲気のもとで行われますので、その点ではまったく心配ありません。懇親会では「来年は自分が授業がしたい!」と叫ぶ先生方が後を絶ちません。

コロナで2年間できていないのですが、今年はどうかなぁ。また、やる気満々の先生方がお集まりになる英語教師塾が開催できればいいなと、心から願っています。

木村達哉拝