共通テストの現代文を解きました。Yahoo!のニュースで文章の一節が話題になっていましたので(わたしが豚肉だって?とかなんとか)英語を解く前に現代文を解いてみようと思いましてね。ええ、でもまったく問題のない、基本的な日本語の文章でした。設問に関してはそれなりに工夫されていて、考えながら解きました。作家を標榜しているのに間違えると恥ずかしいなぁと思いながら、真剣に臨みましたが、おかげさまで満点でした。
古典については語彙と文法が曖昧なので、これは勉強し直してからのほうがいいなと思って解いていません。逆に言えば、古文と漢文が苦手という人はその2つを勉強していない(もちろん読書量が圧倒的に足りないというのも加えて)ということになります。古文と漢文は、英語に比べると覚えなければならない量がかなり少ないですから、やらないと損です。
この「やらないと損」「覚えさえすれば望む大学に行ける」という部分に気づけるかどうかって大事だと思うんですね。先日、灘校からMITに進んだ前田智大と対談をしましたが、彼が言うとおり「結局のところ、覚えた単語の数で決まるところがある」わけで、覚えることさえ厭うている人が「考える力」や「論理的思考力」なんてものを身につけることはありません。
ましてや大学に行きたいんでしょ。であれば、基本的なことは徹底して反復して覚えないといけません。試合に出たいけれども筋トレとかランニングは嫌です!って言っているスポーツ選手はいないわけで(僕は嫌だったけど)、大学に行きたいのに基本を大事にしないなんてあり得んのです。
加えて、受験勉強をしたわけではないのに現代文で満点が取れるというのは、要するに普段からの読書量がモノを言うわけで、その点で言えば現代文に関して言うならば、しっかりと本を読む習慣を身につけておくことですね。毎日なんらかの本を開いて読む習慣を身につけておけば、あの程度の現代文でエライコッチャな点数をとることはないでしょう。
木村達哉拝