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オミクロン株と教育予算と

2022.01.30(日) 06:30

オミクロン株が元気で、ものすごい数の新規感染者が出ていますが、しかし重症病床率はかなり低いようです。普通の風邪かどうかはわからないのですが、死ななければ(つまり回復するのであれば)恐れる必要もないなぁと思いながら生活しています。

ただ、僕の場合はさくらと過ごしていますのでそんな呑気なことを言っていられるんでしょうね。一番大変そうなのは学校だと思うんですよ。いろんな生徒たちがいます。登下校時、満員電車に揺られる生徒たちなんかはウイルスを拾いやすいですよね。すでに閉鎖している学年や学級が増えていますが、再開したらまたぞろ増えるように思われます。

生徒たちが家に持ち帰ったウイルスが家族を襲います。上記のとおり、重症化はしにくいそうですけれども、高齢者や持病がある方が家族にいるとなると、そうは言っていられません。それぞれの学校の管理職の方々は頭の痛いところだと思います。生徒たちだけでなく、先生方だって同じことが言えますしね。学校の皆さん、お気をつけください。

学校は登校して授業を受けるスタイルが「普通」と呼ばれます。通信制に通う生徒や学生は年々増えてはいますけれども、圧倒的多数の生徒たちは学校に通っていますね。2年ほど前に新型コロナウイルスが登場してから少しずつPCやタブレットを使って授業をするシーンが増えてきました。が、やはりあまり一般化していないのが現実です。

いろんな理由はあるのですが、大きい理由として予算が少ないということが挙げられるように思います。タブレット端末が配付されたとしても、あとは設定ができる教員に任せっきりという学校が多いはずです。本来であればそういうことに長けた人材を民間企業から派遣してもらえれば教員の負担が増えることはありません。普段から企業と学校がリンクできるシステムを作っておければいいのです。こういう社会状況になればこの企業に連絡すれば大丈夫!というようなものです。

言うまでもないのですが、そのための莫大なる予算を財務省が文科省に与え、そしてそれを各学校に均等に配分できるようにしておけばいいのではないかと思いますね。最近は教員不足で、もっと先生になる人を増やそうなんて声もありますが、現在のブラックな仕事に就く人材が少ないのには理由があるわけで、上に書いたリモート授業の環境作りにしても、教員数を増やすにしても、教育に対する予算があまりにも少ないのは如何なものなんでしょうと思っているところです。

木村達哉拝