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京都大の自由英作文

2022.02.09(水) 05:00

大阪府立高校の生徒からメールが届きました。京都大学の自由英作文についての相談でした。先生に添削をしてもらっているが、いつも真っ赤になって返ってくるということでした。どういう点に気をつけて書けばいいのかちっともわからないというので、動画の中で答えました(こちらです)。参考にしていただき、合格してもらえれば嬉しく思います。よろしくお願いします。

相談は「灘校ではどう教えておられたのか」ということでしたが、京大の自由英作文に特化して教えることはありません。東大ならこう、京大ならこうというような教え方には意味がありません。そういうことをすると「今までの東大入試や京大入試にのみ強い受験生」を大量生産することになるからです。そんなのを生産しても合格者は増えません。

むしろ「どんな問題が出題されても堂々と立ち向かえる受験生」を育てたかったので、東大志望者にも京大志望者にも、もっと言うなら阪大や神戸大の志望者にも、さまざまな問題を与えました。大切なのは「書き方」と「数をこなす」ですから、その2点を意識していたように思います。

大阪の生徒のメールには「添削はしてもらっていますが」とあります。しかし、書き方も知らないのに添削してもらっても意味がないです。方法を理解したうえで書き、そのうえで添削をお願いし、もしも真っ赤になっていたのであれば、動画で述べた2つのポイントのどちらが悪かったのかを分析しなければなりません。そうでないと添削してもらっても伸びません。あぁ、今回も真っ赤だったかと肩を落とすだけです。また、添削してもらった答案を分析することも非常に重要です。

大切な要素を理解してから臨むことです。打ち方を知らないバッターが「今回も打てなかった」とがっかりするのは当然です。打ち方を勉強し、数をこなし、打てなかったら分析することが大事なのですね。動画の中で述べましたけれども、書くうえで大事なことを理解したうえで、数をこなしていくこと、そして駄目だった理由を分析することで、自由英作文は必ず得点源になります。メールをくれたMさん、頑張ってください。

木村達哉拝