今日は兵庫県立龍野高校さんを訪問しました。もうこれが3回目です。高2生徒たちに英作文を教えてほしいというご依頼をいただきまして、2コマの授業をしてきました。春からは高3になりますし、国公立大学を受験する生徒たちも多い学校ですので、得点源にしてもらえるよう丁寧に説明をしました。
特に英作文は「日本語を英語に直すこと」だと思っている人が非常に多く、そのために失敗しているように思います。日本人って読み書きはできるのにと昔から言われてきましたが、英語をしっかりと書ける人は少ないんじゃないでしょうか。それは「日本語を英語に直すことだ」と思い込んでいるためだと僕は考えています。
生徒たちには基本的な考え方を伝え、そのうえでいろんな英作文にトライしてもらいました。コロナ禍ということもあり、大きい教室に30人の生徒が入って、それ以外の生徒たちは教室にいてオンライン形式で受講することになりました。目の前の30人が書いた文章を見ながら「ほら、また日本語を英語に直そうとしている」と指摘すると、大きく頷きながら僕の解説を聞いていました。
特に日本語を加工する方法と自由英作文の方法については、しっかりと頭に入れておいたほうがいいですね。特に自由英作文は得点源ですので、普段から勉強をする際にある程度の型を頭に入れておくことで減点されない文章が書けるようになります。京都大学の問題を使いながら、高1レベルの単語しか使わずに僕が英作すると、生徒たちは目を丸くしていました。
何ごとも方法を知って勉強すると伸びますよね。それは野球にしても楽器にしても同じです。がむしゃらに勉強すると言うと何だか良さそうに聞こえますが、その「がむしゃらに」も方法を知らなければ「やみくもに」になってしまいます。その点で今日の授業2コマは、自分で言うのもアレですが、これから高3になる生徒たちにとって有意義ではなかったかと思っています。
いただいたたくさんの質問にはキムタツチャンネルで答えていきますね。お世話になった先生方、ありがとうございました。感謝申し上げます。そして真剣な表情で受講していた生徒たち、ありがとう。来年の4月には自分の行きたい大学のキャンパスに立っていられるよう、努力を惜しまないでください。応援しています。
木村達哉拝