昨日(2/11)は自宅から英語リーディング&リスニングの指導法セミナーを行いました。参加者は約170名で、この時期とすればかなり多かったように思いますね。夏から秋にかけてセミナーを行うことが多いのですが、この時期に開催したのは新学年になる前にもっとも基本的で大切なRとLの指導法について確認しておきましょうということになったからです。
ただ単に教科書をやっているだけ、ただ単に定期考査まで教科書の範囲をこなすだけというのでは、生徒たちの英語力を身につけることは不可能です。生徒たちは予備校や塾に通って、本来であれば本を読んだり自分の勉強をしたりする時間を、学校でやったのとまったく同じ内容をそれらのcram schoolでまたぞろ勉強せねばなりません。
日本の生徒たちって、地方にもよるとは思うのですが、予備校や塾に行くことが当たり前になっていますが、その時間に本を読んだり映画を見たり自分のしたいことをしたりできればかなり時間的余裕で生まれるはずなんですよね。学校で勉強が完結すれば、です。そうなることを文科省なり日本政府なりが望んでいるかどうかは別として。
また、リスニングのトレーニング方法はご存じだと思うのですが、共通テストの後半の問題や国公立大学の二次試験で出題されるような比較的長いトランスクリプトのリスニングの指導をしてやらないと、生徒たちはおそらく路頭に迷うことになるはずです。今回のセミナーのリスニングパートのテーマは「長いトランスクリプトのリスニングをどう指導するか」にしました。
参考になれば嬉しく思います。ちなみに、3月13日にも同じ内容のセミナーを行いますが、よければご参加ください。こちらからお申し込みができます。どうぞよろしくお願いいたします。
木村達哉拝