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部活動について

2022.02.15(火) 06:00

部活動との両立ができないというお子さんからの相談に答えました(動画はこちら)けれども、課外活動が楽しくて学校に行っている子どもが多いのは何故なんでしょうね。僕なんかつらくてつらくてたまらなかったですけど。

昭和時代に比べると、部活動が楽になったのかもしれないですね。僕は小学生の頃から剣道と野球をやっていましたが、どちらも嫌でしょうがなかったです。じゃあどうして続けていたのだと聞かれると、そりゃまぁ子どもには子どもなりの考えがあるわけです。すぐにやめるなんて言えませんからね。剣道は痛いし、野球は監督に常に怒られるし、なにも楽しくなかったです。

が、剣道も野球もそれなりに強かったものですから、もっと強くなれればいいなぁとは思っていました。寝ても覚めても剣道や野球のことを考えているなんてことはなかったですが、試合に勝てばそれなりには嬉しいですからね。

難儀なのは、教員のなかにも部活動しか興味がないっていうのがいることです。体育の先生ならわからないこともないですが(それでもわからないですが)、そうじゃない先生が自分の教科指導よりもむしろ部活動に興味があるってどういうことよ?と常々思っています。

部活動の指導を外部委託したら教員の仕事が減るからいいよねという考えが出てきて、僕もそれには大賛成です。一方で、部活動が楽しくて、つまり課外活動が好きで教員をやっているというようなのが前面に出てきて、部活動にこそ夢があるのだぁぁぁぁぁ!なんてアホなことを大声で叫び、その声が通るような学校だと困ったことになるわけです。

部活動があるから登校できるというような生徒もいます。また、将来はプロになるので英語や数学より野球や音楽の方が大事だという生徒もいます。そういう場合には、なによりも部活動を大事にしたほうがいいとは思うのです。が、そうじゃない生徒が部活動にうつつを抜かして、生徒の本分である学業で怠慢なのは如何なものかと僕は考えています。動画でもその考えを前提に話しました。

木村達哉拝