国公立大学の個別試験（二次試験）が始まりました。今日だけで終わる大学もあれば、東大や京大のように２日間にかけて行われる大学もあります。今年は一次試験（共通テスト）でなにやら騒がしいことがありましたが、個別試験ではああいうことのないようにお願いしたいですね。

なにより大切なことは、いつも言っていることですが、力を出し尽くすことです。力が多少足りないとしても、努力してきたことが出し切れれば合格できるかもしれません。逆に言えば、力が高くったって当日になってドキドキしてしまい、十分に力が発揮できなければ不合格になります。

なんだか普段と違うなぁ、なんだか嫌な気分だなぁ…そういうふうに思い始めたら、俯瞰的に自分を、そして受験生全体を見ることですよ。みんな同じなんだろうなぁと思えれば落ち着いてくるものです。あなただけが普段と違うわけではないのです。みんなそれなりに緊張しているのですね。A判定をとっていた人でさえもそうです。

不合格になる人は数点足りなくて落ちるケースが大半ですので、最後の最後まで粘って粘って点数を取りにいきましょう。難しい問題があればチャンスかもしれません。なにしろその問題はほかの受験生にとっても難しいのです。そこで１点でも多くゲットすれば合格する可能性が高くなります。逆に簡単な問題は誰でも解けるので差がつきません。

せっかく今まで頑張ってきてその場所にたどり着いているのです。楽しむことなんてできないだろうし、そもそも勝負事を楽しむのは間違いだと僕は思っていますが、しっかりと緊張しながら、力を出し尽くそうとしてくださいね。

木村達哉拝