生きているとなにかしらブルースに出会うことになりますね。誰かほかの人から非難されたり中傷を受けたりすることもあれば、健康を害することもあります。前者も後者も避けられないことなんでしょうけれども、せっかく一生懸命に生きているのですから、できれば明るく楽しく元気よく生きたいものです。おそらく多くの方々がそう願って生きているはずです。
僕は灘校を辞めて気楽になりました。他の人と触れ合う機会が激減するかなと思っていたら、そうでもありませんでした。むしろ機会が増えたように思います。裏で何を言われているのかには興味がないですし、ネゴサーチするほど暇ではありませんので、人間関係に関して言えば非常に気分よく過ごしています。
健康に関しては、さすがに数えで59歳にもなると、問題が出てきますね。筋力が低下しないよう、毎日のスクワットと腹筋は欠かさないようにしていますし、雨が降らなければ1万歩のウォーキングも続けています。が、いくら筋肉を鍛えても目や内臓は弱りますからね。
煙草を吸うのはゆるやかな自殺ですから、とっくの昔にやめましたが、喫煙していた期間があると肺がんになりやすいそうです。祖母が子宮がんで、母が肺がんで、伯父が肺がんで、それぞれ亡くなっていますので、気をつけねばなりません。
若い人たちはあまり健康について考えないかもしれませんが、さすがに人生の折り返し点を過ぎると、あとはいかに楽しく生きる時間を永らえさせるかが最大のテーマになります。「楽しく」の部分は自分の努力でなんとでもなりますが、「永らえさせる」部分だけは神のみぞ知ることになりますから、特に食べ物と睡眠時間とストレスには気をつけて生きようと思っています。
木村達哉拝