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著者としてならいいのですが

2022.05.26(木) 01:00

名古屋の佐鳴予備校というところで講演をさせていただいたのは3月でしたっけ。その際に授業ってお願いできないんでしょうかとエライ方から言われましてね。ぶっちゃけ、他の予備校からもそういう依頼を受けているのですが、授業に関してはすべて断っているんですよぉ、とお断りしました。

学校を辞めたのに予備校で教え始めるってどうよ?と思うからです。なんとか予備校の木村ですなんて自己紹介するのは変でしょ。作家として生きていきますと最後の教え子たちに言って万雷の拍手をもらったのに、予備校で働き始めましたぁ!っていうのはさすがに駄目だなと思っています。講演とかね、ちょっとしたアドバイスならいいんでしょうけど。

それでは東大受験をするために『東大英語リスニング』を使っている生徒たちに向けて、著者として動画を撮ってもらえませんかと依頼されましてね。なかなかうまいこと言うなぁと思いながら、それならとお引き受けしました。長いスクリプトのリスニングでも耐えられる「リスニング体力」を身につける方法を動画の中で話しました。

ですから佐鳴予備校に通っている生徒たちで、東大受験を考えている人たちは、その動画を視聴することになるはずです。ものすごくたくさんありますので、第1講から第25講までの動画を順番に視聴して勉強してください。動画の中でいろいろ指示していますので、それは必ず守ってください。

特定の塾や予備校のために働くことは、今後もありません。が、僕の本を大切にしてくださるのであれば、元灘校教員としてではなく著者として、強力に協力させていただこうと思っています。一回かぎりの講演ならまったく問題ないのですけれども、僕の著書を使っているわけではない授業はお断りしていますので、意を酌んでいただきますようお願いいたします。

木村達哉拝