県立網干高校で、『新ユメタン①』を使って勉強している高校3年生の生徒たちに向けて講演をしてきました。体育館は暑くて、生徒たちとも「暑いなぁ」と講演前に話していたのですが、実際始まってみると生徒たちは熱心に僕の話に耳を傾けていました。
演題は「これからの英語学習」だったので、それについては学校からのリクエストにお応えしてお話をさせていただきました。読んだり聞いたり書いたり話したりしながら語彙を身につけていかないとどうしようもないということ、でもそれだけだと足りないので単語集を有効活用すること、英文法がわからないと英語は楽しくないこと、リスニングの効果的勉強法などなど、予定時間の半分をかけて話しました。
こちらの学校は大学に進まない人もけっこうな数いらっしゃいますので、講演の半分は学ぶことの大切さや理由について話しました。勉強すればどういう良いことがあるのか、勉強することで社会はどうなるのか、あなたはどうなるのかといったことを話しました。
生徒たちは目を丸くして聞いていました。まばたきもせず、静かに。一般的には、なかなか学校ではこういう話は、特に公立の学校では、しないですからね。でも、生徒たちの反応を見ていると、英語の勉強法よりも、こういう話のほうが心に刺さるのかなぁなんて思いながら話をしました。
お世話になった山田先生にはお礼申し上げます。ありがとうございました。僕の話を聞いた生徒たちが、将来の自分を、そして社会を、どうするのかを真剣に考えて、来年4月から始まる新しい生活に活かしてくれればいいなと思っております。
木村達哉拝