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英語が聞ける人が増えればいいなぁと

2022.07.29(金) 01:00

名古屋の佐鳴予備校さんに依頼されて、リスニングの動画を25本も撮りました。最近は学校にしても予備校にしてもこういうご依頼が多く、でも僕自身はなにも撮れないのでアルクの植元君に協力してもらったり、あるいはその学校や予備校に出向いていって撮影したりしています。

共通テストのリスニングぐらいは普通にやっとりゃ満点(か、満点近く)を狙えるのですが、そこまでもいかないという人だってかなりたくさんいらっしゃいます。多くは対策問題集とか英検問題集などをやってばかりいるパターンで、そりゃ問題集をやるのもいいのですが、普通に考えてもらったらわかるのですが、問題集をやったら聞き取れるようになるのであればそんな楽なことはありません。

たとえばアメリカから留学生がやってきました。日本語のリスニングができるようになりたい、日本人同士の会話が聞き取れたらいいのに、日本語で行われている授業が聞き取れたらいいだろうなぁ・・・と思っているその人に、問題集を一冊か二冊渡すようなバカな教員はいるでしょうか。単語を覚えさせたり日本語の文法を教えたりするはずです。なによりいろいろ話す機会を与えるはずです。

問題集を使って設問に答えるのはいいとは思いますが、大事なのはその後です。「その後」をちゃんとやるかどうかで決まります。あぁ、それと何よりも大切な語彙力と。佐鳴予備校さんに依頼された動画でもそこは強く強調し、決して問題集を解いて終わり!というのではなく、ポイントをしぼって復習をすることが大事だという話をしました。それと語彙力と。

いろんなところでリスニングやスピーキングのセミナー(や動画)を依頼されているのですが、ちゃんとやれば勤勉な日本人ならあっという間に誰かと普通に英語で話せるレベルまで、リスニングもスピーキングも伸びると思うんですけどね。キムタツチャンネルでは何度も話していますが。

佐鳴予備校さんにうかがうと、僕の動画を目にする生徒たちは1000人以上いらっしゃるそうです。彼ら彼女らが、なんだ!こうするのか!と気づいてくれて、リスニングのトレーニングに励んでくれることでしょう。少なくとも共通テストレベルであれば満点が狙えるという部分は、おそらく気づいてくれることでしょう。そしてその人たちが社会に出たときに、人々に貢献する若者の多くが英語ぐらいは話せる聞ける状態になっていることを願っています。

木村達哉拝