英語を話すために必要な要素を3つ挙げろと言われれば、単語(や熟語)・文法・発音かなぁと思っています。そりゃあ「何を話すねん」という部分、つまり「話す内容」ってのが必要なのは言うまでもありませんけどね。その3つの要素を持って、話す機会を増やすことです。機会は大事です。
あなた、日本のどこが出身地ですかと聞かれたとします。「僕?奈良です」と言いたい。これをI am Nara.と答えたとしましょう。そうすると聞いている相手は「あ、こいつアホやな」と思うことになります。文法っていうのはそういう意味で、最低限の文法は必要です。
「小銭ありますか?」と相手が言ったとします。Do you have any change?ぐらいでしょうか。これを「なに?変化?僕は前からあまり変化していないぞ」と思ったあなたが、I have never changed.と答えたとしましょうよ。相手は「あ、こいつ駄目やな」と思うはずです。単語、大事です。知らないと話せませんし、聞けません。
今日は学研主催の英語スピーキングセミナーでした。東京の五反田にあります学研本社から配信をさせていただきましたが、300名もの方々が参加してくださいましてね。といってもウェビナー講演でしたので、僕から参加者の皆さんはまったく見えません。
でも、チャットに「大笑い中」や「おもろい」や「わかるわかる」などとコメントをくださったおかげで、それなりに会話している感じが出て楽しかったです。参加してくださった皆さん、おおきにありがとうございました。
英語、AIがあるのに勉強するんですかと言っている人がいるそうです。そういう人って電卓があるんだから算数や数学をやらないんでしょうね。レストランやコンビニがあるんだから、料理もやらないんでしょう。では、何をやって生きているんでしょうねぇ。
若い人たち(だけじゃないが)には、せめて2か国語ぐらいは話せるようになってもらえればいいなぁと思っています。話すためにいろんなことを覚え、英語のルールを学び、発音を勉強したうえで機会を増やすことです。独り言で十分です。
僕の本を使ってくだされば嬉しいなぁと思います。メルマガでも英語のスピーキングについて書きますが、1年後なら1年後と定めて、それなりに英語が話せる自分を作っていかれては如何でしょうか。
木村達哉拝