弘学館中学校・高等学校(佐賀)は九州で指折りの進学校ですが、同校でも僕の本を使ってくださっています。昨日は中1の生徒たちにオンラインで短い講演をしました。担当の山口先生からご依頼をいただきましてね。
彼とはもうずいぶん長い付き合いですが、コロナ禍ということもあり、長いこと会っていません。Facebookの「友達」にはなっていますので、ちょくちょく連絡はくださるんですけどね。今回は中1の夏休みに『5STAGE英文法完成』を宿題として出したので、英文法について話してほしいということでした。
中1の生徒たちは画面越しの逢瀬ではありましたけど、笑顔でしっかり聞いていたように思います。生徒たちに強く伝えたかったのは次の2点です。
①勉強はするものであり、させられるものではない。英語を勉強する理由は自分で考えよう。なぜなら人によって理由は異なるからだ。
②忘れることを常に意識して勉強しよう。そうすると反復回数を増やすことを意識することになる。東大に入る子は、自分の頭が大して良くないことを知っている。
具体的な英文法の勉強法については伝えたのですが、そもそも山口先生が生徒たちに伝えてくださっているはずですからね。彼の指導の焼き直しという形になったのでしょう。でも、著者が直接伝えるのはまた違う意味もあるでしょうし、同じだろうなとは思いましたが、大切な点について話しました。
生徒たちは頷きながら、メモを取りながら、聞いてくれていたように思います。聞いて「くれる」っていうのもおかしな表現ですけど。自分の勉強に僕の話を活かしてもらえればと願っています。
今日の弘学館の生徒たちに話した「英語が得意になる方法」については、キムタツチャンネルでも話しましたので、興味のある方はご覧ください(こちらです)。語彙は一生かけて増やしていくものですけれども、英語の文法や語法については、基本的なものは早く潰してしまうのがいいと思われます。
木村達哉拝