ベネッセコーポレーションから取材を受けましてね。「これからの時代の英語力とは」というタイトルなのですが、昭和時代から言うとるように思いますね、「これからの時代の英語力」というような言葉って。
いつの時代でも、中心にあるのは人ですし、人と他の生き物の最大の違いが「言葉」なわけです。AIができたんだから言葉を勉強しなくていいでしょなんて、言うとる人が馬鹿なのです。
ただ、少し前の英語力と今の英語力ではちょっと必要性というか、意義というかが異なります。詳細はリンクから僕が話したことをお読みいただければわかっていただけるはずです。
皆さんが思っている以上にJapanese Englishでも通じます。生徒たちを連れていった夏のイギリスの異文化研修旅行では、灘校生だけじゃなくてフランスやイスラエルやロシアや中国からも生徒たちと先生方が来ていました。
それぞれの国のなまりがあるんです。文法的なミスが多すぎるとあまりいい顔はされませんが、発音が多少ネイティブライクじゃなくても許容されます。それよりも発言の機会が少ないと「何しに来たの?」と言われます。とてもいい機会でした。
ビジネスやアカデミアの世界でも同じですけれども、国籍がさまざまな人の集団で仕事や研究をするわけです。そりゃ多少のミスは許されます。「多少の」ですけどね。
それよりも、もしある人だけがスマホのアプリを使っていたらどうなるんでしょうねぇ。おそらく会話についていけませんし、「こいつ駄目だな」というレッテルをおでこにバーンと貼られることでしょう。
ミスをしないように文法や語法の勉強をするのは当然。相手の言っていることを聞き取るために、語彙力を伸ばすのは当然。なによりも機会を増やすことが大事なのです。
ベネッセコーポレーションのこの記事は前編です。後編はまた今月の中旬にアップされるそうですので、またその折にはこちらにリンクを貼りますね。よろしくお願いします。記事はこちらです。
木村達哉拝