昨日は東京ロングセミナー(オンライン)が開催され、僕も講師を務めました。例年は僕ひとりで約7時間のセミナーの講師を務めるんですけど、今年は(今年からは)鹿児島のラ・サール中高の丸山先生と、神奈川の聖光学院中高の佐藤仁志先生と、元灘校の僕とで講師を務めることになりました。
3人とも超進学校の教員(元教員)ということですが、そうはいっても、否、だからこそ、生徒たちの英語力を高くするために、大学や社会に入ってから活躍できる力をつけるために、苦慮してきました。
今回は丸山先生が初期指導の定着、特に語彙と文法の指導について、佐藤先生が英語を正しく読む・書くための指導展開について、そして僕が高2や高3で行うべきリスニングとリーディングの指導について、それぞれお話をいたしました。
なにしろ発熱中ということで、僕だけが自宅からの配信となり、二人の先生方にはご迷惑をおかけしましたが、なんとか恙なく約7時間のセミナーを終えることができたように思います。ご参加くださった約180名の方々にはお礼申し上げます。
英語は一足飛びには向上しませんので、大事なのは基礎をどんどん積み上げていくことです。文法の場合には理解が必要です。積み上げるというよりも理解。あとは「読む」と「聞く」の量を増やしながら「書く」と「話す」の機会をどんどん作っていくことですね。それがすべて。
単語力がないと4技能どころか1技能も駄目でしょうし、文法がなければハチャメチャ英語を話し続けるしかありません。まずは単語と文法。それを意識しながらインプット(「読む」と「聞く」)を、できれば毎日少しでも、365日のうち360日ぐらいは、やるように心がけたいものです。
木村達哉拝